「「パスタぎらい」 ヤマザキマリ 著 新潮新書」 

ヤマザキマリさんと言えば、テルマエロマエ。イメージはイタリア、きっとイタリア料理三昧かと思っていたら、それは大きな誤解でした。

 

確かにイタリアに住んでいらっしゃるようですが、14歳で欧州一人旅をしたのち多くの国々を旅し、様々な文化の料理を食べてこられたようです。

 

紹介された料理には、興味をそそられました。

・フィレンツェの骨髄が食べられる骨付き肉の煮込み料理「オッソブーコ」p.58

・同じくフィレンツェの牛の第四胃袋であるギアラを煮込んだ「ランプレドット」p.79

・黒いインゲン豆と豚肉やソーセージをごった煮にしたブラジルの「フェイジョアーダ」p.83

・ポルトガルの「鴨の炊き込みご飯」p.112

 

怪しい食べ物もあります。

・南太平洋の村で出された蝙蝠のシチュー p.151

・モスクワの謎の小骨だらけのネズミ色の得体の知れない肉の煮込み p.151 

・シリアの羊のどこの部位だかわからん内臓 p.151

 

こりゃぁ、体調悪崩すよなぁと思った料理・・・実際、ヤマザキさんも体調崩した料理は・・・

・ヤマザキさんがイラン人移民の同郷の集いに誘われて食べた、焼き茄子の上に何十個もの摺りニンニクが乗ったイラン人料理p.151(ヤマザキさんはこれで、ニンニク中毒になった)

・チベットの農家で出されたヤクのバター茶十杯p.151(さすがに、十杯は・・・)

 

こんな「マルチ料理適応胃袋」を持つ胃袋の外交官ヤマザキさんが最後に食べたい料理はポルチーニ茸で、「乾燥や冷凍のものではなくて、もちろん生で、採れたてで、笠の直径が十五センチ級のふかふかしたやつを炭火でグリルにして、キノコ汁が染出しているところにエクストラヴァージン・オイルをちょっと垂らしたもの(p.87)」なのだそうです。

 

美味しそう!

 

 

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