「言語能力の取得は、できるだけ遅い方が良い」 

2023年12月15日の酔いどれカウンセリングセミナー題106回の動画です。

 

テーマは、「言語能力の取得は、できるだけ遅い方が良い:吉福さんは何を考えていたのか?シリーズ7」

 

言葉で表現される情報量は、実は非常に少ないと言われています。一説には20%以下だという話もあります。言葉にならない情報は、切り捨てられてしまうのです。

 

つまり80%以上が言葉の背景に存在するわけです。吉福さんは、あまりに早く言葉をマスターしてしまうと、言葉というフィルターを通した世界しか見なくなってしまうと考えていたようで、それが、「言語能力の取得は、できるだけ遅い方が良い」というコメントになったようです。言葉を取得する前に、できるだけ非言語のメッセージで世界を捉える経験を十分したらいいのではないかということでしょう。非言語の領域からの情報は、とても豊かなものです。「美しい青い海」と言っても、青さの中にある透き通った感じや、光の反射、潮の香り、水の冷たい心地よさ、遠い夏の日の思い出・・・などなど、そこには無数の情報があるのです。言葉は、そうした豊かな情報を切り取ってしまいます。

 

だから、その豊かさを十分に味わう前に言葉ですべてを表そうとしたら、大切な微妙な感覚や情緒と言ったものが見えなくなってしまい、デジタル化した人間になってしまうというのが吉福さんの意見なのでしょう。

 

 

 

 

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