「臨床心理学 温故知新」
最近臨床心理学のレジェンドたちの考え方をおさらいしています。心理学温故知新?
実は、皆さん、かなり新しい考え方を果敢に提案しています。むしろ今の方が保守的だったりするかもね。
<アルフレード・アドラー>
「われわれの感覚は実際の事実ではなく、事実についての主観的なイメージ、外的世界の反映を認識しているにすぎない」
両性間の違いはすべて文化的態度の所産であると考えた。
セラピストと患者の間に平等感をうち立てることの重要性を強調した。
<カレン・ホーナイ>
ホーナイの考え方の中には、自己実現を主軸とする開放的で楽観的な人間観があったと言える。
少女をたんなる去勢された少年とはみなさない。
男女間の差異は、生物学的原因によるものとは考えず、文化的要因が介在していると指摘した。
「適切な状況を与えられれば、自己実現に向けてまっしぐらに成長していく」
「心理的成長の要は、真の自己の発達にある。そのためには、邪魔さえ取り除けばいいのである」
<エリク・エリクソン>
「有能なセラピストは、患者の成長・発達の潜在力を強く感じている。セラピストは、セラピーの場で、中立というよりも個人として存在している」
<ウィルヘルム・ライヒ>
セラピーとは筋肉の鎧を系統的に解いていくことによって、体中にエネルギーの自由な流れを起こすためのプロセスとした。
精神と身体を一つの単位とみなした。
<フリッツ・パールズ>
人間は、統合された有機体と考えた。
「今とここ」に焦点をあてた。
「セラピストは、患者を欲求不満にすることに長けていなければならない」
<ウィリアム・ジェームス>
「人間には、自分自身の健全さを高めようとする基本的な衝動が備わっている」
「自分の盲目性を自覚することの失敗が、互いに不幸を招く主な源である。他人にとって何がよいか、何を学べきか、何が必要かを自分が決定できると思い込むとかならず過ちを犯す」
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