第5262回「「男の引き際」 黒井克行 著 新潮新書」

江夏豊、本田宗一郎・藤澤武夫、池永正明、荒井注などの引き際について、そして最後の章では、引き際を間違えた人たちについて書かれていいます。

 

江夏豊は、MLBに挑戦して最後まで残り破れ去り現役を引退しました。本田宗一郎・藤澤武夫は、地位に執着せずすっきりさっぱり引退しました。二人は二人で一つだったのでしょう。荒井注は、人気絶頂で芸能界から引いていきました。彼の撤退があったから、志村けんが生まれたのです。

 

僕が最も関心を持ったのは、池永正明です。

池永は、高卒後西鉄ライオンズに入団し、「プロ一年目にして二十勝をマークし、文句なしの新人王。三年目には二十三勝の最多勝を上げ、早くもパ・リーグを代表するピッチャーになっていた。(p.85)」投手です。

 

池永は、高卒入団後5年で99勝を挙げています。これに勝るのは、プロ野球史上稲尾和久と金田正一だけです。当時野球記録オタクだった僕は、池永が間違いなく200勝するであろうことと、60年代70年代最高の投手になるだろうと確信していました。

 

しかし、池永は、八百長事件に巻き込まれ、プロ野球を永久追放されます。しかし、彼は、検察の調べで、八百長に関わっていないということで、書類送検すらされていません。池永に八百長を持ちかけた田中も厳重戒告処分で済んでいます。

 

池永は、その後福岡でバー「ドーベル」を経営。

2001年に発足したマスターズリーグに、稲尾からの誘いで参加しています。池永は嬉しかったのでしょう。そして、監修の前に出るからには恥ずかしい姿を見せるわけにはいかないと言うことで、密かに自宅で猛練習し、本番では3回を無安打無失点に抑えています。

 

池永は、プロ中のプロだと思いました。

 

 

 

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