第4725回「信頼できる情報か否か?」

 

ある情報に対し反論するのであれば、その理由を自ら(反論する側)が明らかにしなければなりません。それができないのなら、その反論は、「仮説」の域を出ていないわけで、「こう言うこともありえるよね」と言うレベルの話になります。とても断定的に主張できるものではありません。

  

「情報操作だ!」とか「フェイクニュースだ!」と言うのなら、そう主張する人たちが論拠を示さなければならないのです。「説明責任」は、「情報操作だ!」とか「フェイクニュースだ!」と主張する側にあるのです。

  

論拠が明らかではないのに、他者を執拗に非難し、窮地に追い込むのであれば、それは「魔女狩り」です。

  

先月、テレビのニュースで、連邦議会乱入の様子が報道されていました。その中で、集会に参加した女性が「乱入したのは、トランプ支持者ではなく、極左勢力だ。トランプ支持者はそれを止めようとした」と言うことを言っていました。

  

もし、そうなら、その根拠となるものをその女性は示さなければ、それは、主観的な個人の思いによる仮説に過ぎないのです。仮説を非難することはすべきではありません。仮説は、物事を多角的に見るヒントになるし、新たな可能性を示すからです。

  

しかし、仮説レベルの話でもSNSで拡散し、あたかもそれが既成事実のように語られてしまったら問題です。

  

そのニュース番組では、「当局は、顔認証技術により、乱入したのはトランプ支持者だったと確認した」と報道されていました。このため、先の女性の「仮説」は、否定されることとなりました。

  

しかし、もし、この報道に反論しようとする人がいたら、その人は、その論拠を示すべきと言うことです。そうしたことの繰り返しで、真実は、だんだん明らかになっていきます。このプロセスは、真実を明らかにしようと言う共通認識のもとになされるわけで、反対意見に対しても馬鹿にしたり人格否定をするのではなく、相手を尊重する雰囲気が必要です。

  

逆に、誹謗中傷罵り合いでは、対立と分断を生むだけで、事実は藪の中に隠れてしまいます。

 

 

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