第3164回「『ポケットに名言を』 寺山修司著 角川文庫」

 

「ポケットに名言を」 寺山修司著 角川文庫 を読みました。

・「昔学校で先生の机から物が紛失したとき『盗んだのは誰ですか?』といわれて、もちろん僕だという気がしました。
 でも、じっさいは何が盗まれたかも知らなかったのです」・・フランツ・カフカ「審判」より

ふむふむ、こういう風に感じていた時期があるなぁ。子供の頃ですけどね。

 

・花に嵐のたとえもあるさ さよならだけが人生だ・・井伏鱒二「厄除け詩集」より

出会った瞬間別れることが宿命づけられている・・のかもね。

 

・「・・・したい」などという心はみな捨てる。その代わりに、「・・・すべきだ」ということを自分の基本原理にする。そうだ、ほんとうにそうすべきだ。・・三島由紀夫「剣」より

「そうだ、ほんとうにそうすべきではない」と思いました。

 

・「兵を養うこと千日、用いるは一朝にあり」・・「水滸伝」より

その通りです。

 

・臆病は残酷性の母である。・・モンテーニュ「随想録」より

これも、その通りですね。

 

・そこで私は現実だと思っていたことが実は夢で、夢の方が実は現実なのだーといったような夢を見たのだ。・・アントン・チエーホフ

小学校の低学年の頃、本気でそうじゃないかと考えていたなぁ。

 

・明日何が起こるのかわかってしまったら、明日まで生きるたのしみがなくなってしまうことだろう。・・寺山修司「あゝ、荒野」より

わからないからこそ、明日は何があるのだろう、どんなことが起こるんだろう。ワクワク。

ってな感じで、面白かったですよ。

 

 

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向後善之(ハートコンシェルジュ・カウンセラー)