第1118回「欧米と日本のナルシズムの違い(3)」

 クラウディウスの妻になってからのアグリッピーナは、次々に権力を獲得していきました。例えば、自分の生まれ故郷の現ドイツのケルンに、自分の名を冠したりもしました。都市に自分の名を冠すということは、当時皇帝にしか許されないことでした。

彼女は、自分より優れた者、あるいは優れる可能性のある者の存在を許しませんでした。彼女は、クラウディウスの皇妃選びの際のライバルだったロリア・パオローナを首都から追放し、自殺においやりました。

 アグリッピーナは、ネロの帝王教育の教師として、当時コルシカ島に流刑の身となっていたセネカをつけ、武術の指南役としては、軍人であったブルスを選びました。彼らには、ネロが皇帝になったときの補佐役となる役目も与えられていました。


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