第428回「即興の大切さ(1)」

カウンセリングの講座をやると、受講生の多くから、「手法を教えてほしい」といった要望が出ます。

イメージ療法とか、認知行動療法とか、ハコミセラピーの手法とか、ゲシュタルトセラピーの手法とか、NLPの手法とか、EMDRのやり方とか、中には、「退行催眠で、過去生に行く方法を教えてほしい」なんて要望が出たりします。

ちなみに、僕は退行催眠で過去生に行くなんてことは、できません。

確かに、いろいろ有効な手法はあります。
ミラーリングという手法があって、簡単に説明すれば、カウンセラーがクライアントさんの姿勢やしぐさを真似するのですが、これは、クライアントさんの気持ちをカウンセラーが体感的に理解する方法です。

しかし、これをしつこくやられると、クライアントさんは、怒っちゃいます。
当たり前ですよね。

クライアントさんにしてみれば、自分の姿勢やしぐさをカウンセラーが真似していると気づいたら、「馬鹿にするなっ!」って気持ちにもなりますよね。

実際僕もあるワークショップに受講者として参加して、ロールプレイをやったとき、カウンセラー役の人から、ミラーリングをやられてまいったことがあります。

その方は、おだやかに笑みを浮かべながら、ロールプレイの間中ずっと、ミラーリングをしているんですね。まじめな方で、ミラーリングを習ったから使おうと思ったのでしょうね。

でも、僕は、白けてしまいました。やるんなら、密かに気付かれない程度にやらなきゃ。

向後善之(ハートコンシェルジュ・カウンセラー)

ハートコンシェルジュ


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