第240回「粋だね、どうも(3)」

☆新谷三世さんの「粋だね、どうも」は、今回で最終回になります。前回登場した、「大阪のおばちゃん」には、ついつい江戸人も「粋だね、どうも」って言いたくなりますね。 
編集担当 向後善之


「粋だね、どうも(3)」

笑いが免疫能力を高めてくれるという事実は今はよく知られているようですが、「大阪のおばちゃん」は自分たちの店や夫が働く工場が倒産したり、同居している姑や舅が具合が悪くなったり、子ども達が言うことを聞かずに問題ばかり起こしても

「ほんま、どーしょーもない。さっぱりわややわぁ」と言いつつ、

「おばーちゃんに言うてやってんよぉ、『こんなええ嫁おりませんで?』って。そしたらなんて言うたと思いますか?
『そんなん他の嫁を試したことがないからわからんやん』やてよ~! もう信じられへんわぁ!」


ケラケラと笑いながら、しゃべることができるのです。

どんなに辛い重い日々であっても笑えるうちは大丈夫。そう思っているかのように、常に笑いをおしゃべりの要素に入れていくことができるのです。

これもまた「粋」であり「大人」なことではないかな?とも思います。

私があこがれの「大阪のおばちゃん」になれる日は来るのでしょうか?



新谷三世(ハートコンシェルジュ・カウンセラー)

ハートコンシェルジュ


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