本日の読書感想文


今日も映画感想文🎬


今日は...

​GHOST BOOK おばけずかん



監督 山崎 貴

あらすじ 

 城桧吏さん演じる一樹たち仲良し3人組は、学校帰りに急いである場所に向かっていた。そこには古い祠があり、その祠はどんな願いも叶えてくれるといわれている祠だった。どうしても叶えたい願いがあった3人は真剣に願い事をする。



するとその夜、彼らの枕元に不思議な訪問者がやってきた。目を覚ますと布をかぶった小さなおばけが枕元に立っており、「願いを叶えるために命をかけるか?」と尋ねてきたのだ。



どうしても願いを叶えたかった一樹は、「命をかける」と答える。するとおばけは「祠の近くにある古本屋でおばけずかんを手に入れろ」と言って消えていった。


翌日、友達の柴崎楓雅さん演じる太一とサニーマックレンドンさん演じるサニーのところにも同じお化けがやってきて同じことを聞いてきたことを知る一樹。

そして、3人が祠へと向かうとそこには昨日までなかったはずの古本屋があった。



恐る恐る中へ入ると、神木隆之介さん演じる店主が居眠りをしていた。3人はこっそり奥へと進み、『おばけずかん』を見つける。すると居眠りをしていた店主が声をかけてきて、3人はおばけずかんを抱えながら迷路のような店内を走って逃げる。


そこに待ちなさいと追いかけてきたのは、店主ではなく、産休に入った担任の代替教諭として今日から勤務することになった新垣結衣さん演じる瑤子(ようこ)先生だった。

瑤子先生は、たまたま通りすがった際に怪しい店内に入る3人を見かけてついてきたのだった。



3人と瑤子先生はどうにか古本屋の外へと出て、3人は瑤子先生からも逃げるようにその場から離れ、それぞれの自宅へと戻るために別れたが、そこはいつもの街とは様子が違い、別れてすぐに太一とサニーは一樹の家へと急いで走り込んできた。


文字はへんてこ、建物も傾き、



スマホもおかしくなっており、3人の他に人が誰もいなかった。


途方に暮れながら歩いていると、クラスメートの吉村文香さん演じる湊が現れた。湊がなぜここにいるのか、フェイクじゃないのかと疑問に思いながらも3人と湊は、サニーが瑤子先生の家を知っていたため、瑤子先生の自宅に行き、合流する。


瑤子先生の家で過ごしていると、外から突然うめき声が聞こえてきた。恐る恐る覗いてみると、おばけたちが列になって通り過ぎていってる。



そして、おばけずかんを見てみると白紙だったはずが妖怪の絵が書きたされており、枕元に現れた白い布をかぶったおばけが姿を現す。


そのおばけは、おばけずかんの妖怪 図鑑坊だった。



そして、5人は元の世界に戻るにはおばけずかんに書き足されていく妖怪たちを捕まえて図鑑の中に入れなければいけないことに気づく。



グッときたポイント 


「俺たち子どもはさ、いろんなもんをなくしながら大人になってくんだよ。」

「なんもなくならないよ。きっと...ここに残っている。」




映画学校の怪談を思いださせるようなホラーファンタジーで、小学生の子どもたちが願いを叶えるため、協力し合って必死に妖怪を捕まえていく物語ですキラキラ


出てくる妖怪はたくさんいますが、おばけずかんの中に入れなければいけないのは強敵な7体!


図鑑坊

山彦

一反木綿

百目

旅する雲梯

身代わりおばけ

そして、ラスボス

ジズリ


この7体の様々な能力を持つ妖怪を倒すために、ひ弱な4人の子どもたちとデザインの仕事を離職して路頭に迷っていたところ代替教諭の話をもらい、不安ながらも代わりの仕事が見つかるまでの間...と頼りない先生が現実世界に戻るために妖怪に立ち向かっていくというストーリーですが最後はホロっと涙が出てくる感動ホラーファンタジーですキラキラ


子どもたちの願いとはいったい...?


そして、5人はこの妖怪たちを倒し
現実世界に戻れるのか...?


こっから先は


⚠️ネタバレ注意⚠️


バグってしまった世界に突如来てしまった5人。

知ってるようで知らない、いつもと同じなようで同じじゃない、パラレルワールドに来てしまった感がリアルに表現されていて惹きつけられましたキラキラ

そして、瑤子先生の最初と最後の表情が全然違うのも非常にグッときますグッ


最初は、教師なんて本当はやりたくない。仕事がないからやるだけよ的な頼りなく自信なさげな表情だったのが、

子どもたちと妖怪を捕まえていくに連れて、どんどんたくましく、強く、そして表情もキラキラ輝いていきますおねがい


子どもたちの願いというのは、実は3人とも同じ願いで、事故に巻き込まれて生死の境をさまよっている入院中の湊が事故に巻き込まれる前に戻って助けたいという強い願いでした。


しかし、この世界での湊はその事故について全く覚えておらず赴任したばかりの瑤子先生も湊の事故について全く知りませんでした。


なので、3人は湊が突然現れたことにとても驚きますが、湊のことが好きな一樹は元気な湊の姿に喜びます。


ですが、おばけずかんにはタイムリミットみたいなものが表示されており、それはこの時間までに妖怪を倒せなければこの世界に取り残されると思っていたのが、


このタイムリミットは湊がこの世にいられる時間だということに気づきます。(そんな...)


そして、ラスボスのジズリというのは、時空を操ることができる妖怪。


妖怪は、おばけずかんに入れると召喚することができ、一度だけ言うことを聞いてくれるということがおばけずかんのルールとなっており、湊を助けたいのならどうしてもジズリをつかまえなければいけないのです。


ですが、このジズリが強敵。


今まで闘ってきた妖怪とは比べものにならず、捕まえた妖怪たちも共に闘い、守ってくれましたが一向に敵いません。


子どもたちと先生は手も足も出ず、湊は泣きながら


「もうやめよ。そんなこと頼んでないよ。

生命かけるなんて軽々しく言わないでよ。

わたしのためにみんなが死んじゃったら...

そのほうがずっとつらいよ。」


と切なく言います。ここは涙があふれました。


時間が少なくなっていく中、湊の身体はどんどん色が薄くなり、ジズリは本来の場所へ戻れと現実世界と今いる世界の時空の入り口のような穴を出します。


そこに引きずりこまれていく先生と男の子3人。

一樹は湊の手を引きますが、湊は、


ここまで来てくれて嬉しかった。最期に会えてよかった...と一樹の手を離し、1人、この世界に残ります。



ここ、学校の怪談のあるシーンが浮かんできました。


一緒に飛び込まずに旧校舎に残った

香織ちゃん


湊も香織ちゃんと同じ運命を歩むのか...と落胆しかけたその時、


4人はやっと戻れた現実世界からまたこの世界に戻ってくるのです(ヨッ!アッパレ!)



湊のいない世界になんて戻りたくない。
みんなで一緒に戻ろう。

と、一樹が言います(よく言った一樹!)

そして、知恵を出し合って、力では勝てっこない強敵ジズリに

かかってこいよー
エビフライにしてやるよー🍤

と言って怒らせて死角から攻め、頭脳プレイでどうにか図鑑に入れることができたのですキラキラ

そして、ジズリを召喚させ、湊が事故に合う寸前に送り込んでくれと頼みますが、

ジズリは、それはわずかに世界を変えてしまうことになる。この世界にいたすべての記憶が消え去ると伝えます。

仲良し4人組は変わらず仲良しのままですが、
瑤子先生とのここでの記憶が消えることを悲しむ湊。

でも、一樹は生きてさえいれば思い出なんてこれからいくらでも作れると時空の狭間に飛び込み、

事故が起きる寸前の湊に、走れーと叫び、
湊は助かります拍手

みんなにとって、ここでの出来事はとても大切だったと話し、瑤子先生は正職の教諭になる夢が出来、そして、それぞれ現実世界へと戻っていくのです。

瑤子先生が代替教諭として配属された日に戻り、子どもたちと再会します。
しかし、最初とは全く違い、瑤子先生はやる気に満ち溢れて真剣に向き合いたいと、イキイキ輝いています。

そして、一緒に妖怪を倒した記憶がないはずが4人を見つめ、ふと涙を流すのです。

子どもたちも下校しながら、何か大事なことを忘れていない?と話すのですが思い出せず、ファントムペイン、失った痛みについて話します。

すると、サニーがふと、

まぁ、あれだよ。俺たち子どもはさ。
いろんなものをなくしながら大人になっていくんだよ。

と、言います。
そして一樹が、

なんもなくならないよ。きっとここに残っている。

と、言って海辺をみんなで走りながら物語は終わります。




子ども向けですが大人でも十分楽しめる映画だと思いますキラキラ
子どもたちと瑤子先生が妖怪に立ち向かっていく姿を見ているととても勇気がもらえたり、なんだか童心に帰ることができるような、懐かしく、でも戻ることはできない。
だからこそ、今の一瞬一瞬を大切にしようと思わせる、そんな映画でした星




こんな人におすすめ 

学校の怪談シリーズが好きな人🏫

ジュブナイルファンはグッとくるシーンがキラキラ