人生で初めて入ったファンクラブは
FUNKY MONKEY BABYSの
猿山學園中等部
略して猿學でした。
ファンモンの歌がずっと大好きで、
つらいとき、かなしいとき
いつもファンモンの歌に
励まされてきたわたしです。
猿學には７箇条の掟があります。
それは、
1.たゆまぬ音楽で可能性に挑む
2.明るい挨拶で誠意をつくす
3.正しい韻で品位を保つ
4.五分前行動で規律ある態度
5.長いものには巻かれる
6.悲しみの果てに愛を探す
7.そしてその愛を忘れるなよ、ベイベー
というものです。
え？なぜ覚えてるかって？
DVD会報の裏に
毎回書いてるからです
ずっとファンモンの歌に
励まされてきたわたし。
でも、LIVEには行ったことがなくて、
ずっとCDを聴いていたり、
DVDを観て
想いを馳せていました
ある日、ファンモンが
沖縄でライブをするとのこと。
場所を調べてみると、
沖縄のナムラホールってとこ。
（もう今は閉館しているようです。）
まぁ、当たるわけないだろうと
運試しで申し込んだら、
な、なんと
当選
もうね、、
飛び跳ねました
チケットは2枚申し込んでいたので、
ファンモンが好きな友達を誘って
沖縄に一緒に行くことにしました
島から沖縄（那覇）までフェリーで
だいたい9時間
結構、長い船旅です
でも、当時、沖縄に行くのは
修学旅行以来だったので
修学旅行を思い出しながら
友達と
ワクワク
ドキドキしながら
ドキドキしながら船に乗って過ごしたので
あっという間に着きました
沖縄にはライブ前日に到着しましたが、
その夜は、わたしたちにとって
一大イベントがあったわけで、、
それは....
ファンクラブのオフ会猿學には、
ファンクラブのコミュニティで
ファン同士でコミュニケーションがとれる
掲示板のようなものがあり、
沖縄参戦の方々、
オフ会しませんかー
の文字に、
はいはいはーい
と、初めて参加することにしたのです。
船が到着してすぐに
ホテルにチェックインして
待ち合わせ場所に向かいました
待ち合わせ場所に着くと、
まず、聞かれたのが、
BABYSの方ですか？
に大興奮
はいはいはーい BABYSです
ファンモンのファンは、
自分の出身県などの後ろにBABYSをつけて、
ファン同士で呼び合うのが主流でした。
最初に挨拶をし合って、
オフ会スタート
沖縄のファンばかりかなと思いきや、
結構全国から沖縄ライブに来られていて、
驚きました
女性も男性も結構たくさんいて、
一緒にご飯を食べたり、
カラオケでファンモンの歌を
熱唱しました
いろんな人から
君たちどこから来たの？
って聞かれて、
あああ、奄美です
と言ったら（コミュ障爆発）
奄美かぁ...
じゃあ、君たちは
奄美BABYS🌺だねとか
右も左もわからない
ちょっと緊張気味の
わたしたちに優しく
お兄様、お姉様方が
話しかけてくださりました
そしたらご夫婦でファンモンファンの方が
話しかけてきてくれて、
奄美だったら
グッズもなかなか買えないでしょ？
沖縄公演が終わったら
国立代々木競技場で
ライブがあるから、
そこで販売されるパーカー、
もし迷惑でなかったら
買って送ろうか？
と言ってくれました
え？神様ですか
いや、ファンモンファンは
とにかく熱い
そして優しい
そのご夫婦がおっしゃった言葉は今でも
覚えています。
今までいろんなアーティストのファンに
なってライブに行ったけど、
ファンモンのライブの幸福感はちがう。
会場が一体化するんだ。
会場にいるみんなが仲間や家族に思える。
優しくて、あったかい気持ちになる。
老若男女みんなを幸せにしてくれる、
そんなアーティストに出会えたことは
幸せなことだよ。
そんなお話をして、
明日のライブでお会いしましょう
お互いに良き参戦になりますようにと
人生で初のオフ会は終わりました
そして、翌日は、
待ちに待った
ファンモンライブ
早めに会場に行って、並んでいたら、
開場
席順とか確かなくて、
番号順に中に入ったら
ステージから結構、近かった
えぇ、これってお三方の顔、
めっちゃ見えるやん
ってめっちゃうれしくなりました
ファンモンの
ライブが始まる時のSEが
ファファファファンキー
モモモンキー
ベイビーベイビー
とかいう音楽なんですけど、
それが流れて、
わぁ、は...始まる
と震えていたら
突然太鼓の音と暗かったステージが
明るくなって
ケミちゃんのシルエットが
ケミちゃんが、
太鼓を叩きながら
登場
沖縄いくぞー
とかなんとか
聞き取れなかったけど笑
叫んでました
そして、
ファンキー加藤さんと
モンちゃん
登場
わたし、すでに号泣
だって、
あんなに...
あんなに会いたかった
ファンモンさんが目の前にいる。
目の前で歌っている。
ずっとテレビや画面越しでしか
会えなかった方々が
目の前にいるということだけで、
わたしの心はもう...
あったかくなって、
本当に幸せでした
この世界で1人だけの
あなたに出会えた幸せが
こんなボクを勇気づける力が
あなたにはあるの。
希望の唄のここで、
わたしは涙が止まらなくなって、
上を見上げたんです。
会場のみなさんは、
ファンモンを見ているのに、
わたしは、1人だけ
バカみたいに上を見てて、
でも、また前を見たら、
モンちゃんと目が合ったような気がして、
そしたら、
モンちゃん、仏様のような顔で
笑っていたんです。
泣いていたら見たいものも
見えないよって
言われてるような気がして
泣きながら
もうずっと前を見ていました
本当に幸せな空間で
でも、
楽しい時間はあっという間に過ぎて、
初参戦ライブは終わりました。
ライブが終わってからも
余韻と幸福感がすごくて、
ご夫婦がおっしゃっていた、
ここにいるみんなは、
仲間なんだって本当に思えて、
優しくて、あったかい
満たされたような気持ちに
なりました
そして、その翌日、
わたしたちはまた船に乗って、
島に戻り、
その数週間後、
パーカーが届きました
今でも宝物です。
このパーカー、
大きめだけど、
あったかいんですよ
それから数年後、
ファンモンが解散したり、
猿學がなくなったり、
いろんなことがありました。
たくさん助けてもらったファンモンの歌は
いつも心にあるから、
今度は、この歌が
必要な人に届いてほしいと思って
海外に行くことにしたわたしは、
わたしの影響でファンモンが
好きになった甥に
ファンモンのCDを全部あげました。
わたしが日本に帰ってきた時に
甥から
ほい、プレゼントと
渡したままの状態で
また、わたしの元にファンモンのCDが
返ってきました。
大事にしてくれてたんだな
最近、また当時のファンモンの歌を
聞き返しています。
どうやらまだまだ
わたしには
ファンモンの歌が
必要なようです
