今回は、長男の歯列矯正(顎変形症)について書きます。

 

長男の歯並びがおかしいと気づいたのは、中1の時。

学校の歯科検診で、「歯並び要観察」となっていました。

見せてもらったら、奥歯でしか噛めない開咬の状態でした。

 

一度歯医者で診てもらおうと、何度も言ったのですが、

本人は歯並びが気にならないから、歯医者に行かないというので

とりあえず、様子を見ていました。

 

そして毎年、「歯並び要観察」のお知らせをもらってくる度に

歯の状態を見せてもらっていたのですが、だんだん下顎が出てきています。

高2になった時には、かなりの受け口で、開咬もひどくなっていました。

さすがにここまでひどくなったら、本人も気になりだしたようで、

ようやく歯の矯正をしたいと言いました。

 

でも、矯正治療はとてもお金がかかります。

私が中学・高校生の時に矯正をした、40年ほど前でも、

50万円ぐらいかかったと聞いています。

 

今はどれぐらいするのだろうと調べてみたら、表側のワイヤー矯正で、

だいたい70万円前後します。

毎月の調整も考えると、100万円ぐらいはかかると考えないといけません。

シングルで3人の子供がいるので、この金額はかなりしんどいです。

 

でも、お金のことばかり心配しているわけにもいかないので、

近くの歯医者の矯正相談に、とりあえず行ってみることにしました。

2023年の秋でした。

 

その時の話は、少しこちらにも書いています。

 

 

 

結果、普通の歯列矯正では無理でした。

さらに紹介された矯正歯科に行って診てもらい、

外科矯正が必要な顎変形症で、保険適用で矯正治療ができると言われました。

保険適用なら、3割負担です。

 

本人はすぐにでも矯正を始めて手術もしたいと言っていたのですが、

男の子なので、成長が止まる18歳ごろから矯正を始めて、手術は20歳ぐらいと言われ、

進路が決まらないことには、その矯正歯科では診てもらえないので保留、ということに。

 

保留の間に、いろいろと調べていて気づいたのですが、

18歳以下の子どもは、都道府県によって違うけれど、医療費助成があります。

 

東京都は、18歳の年度末までの医療費が無料だそうです。

普通なら、高校3年生の3月末まで無料です。

ということは、東京都では、保険適用の顎変形症の治療が、高校生まで無料でできるんです!

 

でも、私が住んでいる所は、無料ではありませんでした。

高校生からは普通に3割負担です。

 

そこで、さらにいろいろと調べたのですが、私はシングルなので、また別の医療費助成がありました。

離婚して7年過ぎたけれど、そんな制度があるのは知りませんでした。

(中学生までは、全家庭が受けられる子どもの医療費助成があるので、気づきませんでした)

ただ、適用が18歳の年度末まで。

長男は早生まれなので、18歳になってすぐに適用されなくなってしまいます。

あと1年ちょっとしかない!

ということで、急いで申請しました。

 

矯正歯科で相談したときに聞いてみたら、18歳の年度末までは、検査も装置も手術も、

確かに全て無料でできるそうです。

それを過ぎると、普通に3割負担になるそうです。

手術は間に合わないので無理だけれど、高額療養費制度で上限があるので、それほど心配しなくても大丈夫そうです。

 

一番お金がかかる装置は、今から始めれば、適用されている間につけることができます。

 

 

進路はまだ決まっていないけれど、もし進路の都合で他の県に引っ越すことになっても、

引っ越し先でも続けられるように、矯正歯科を紹介しますと言われたので、

今の矯正歯科で顎変形症の治療を始めることにしました。

 

学校が休みの時しか検査に行けなくて、まだ全然進んでいないけれど、

来月ようやく精密検査の結果が出て、これからどのように治療していくかがわかります。

 

 

お子さんの歯列矯正を迷っている方がいらっしゃったら、

ぜひ一度、矯正相談だけでも行ってみてください。

 

もし、顎変形症と診断されて、お子さん本人が手術を望むのであれば、

例えば東京都在住の女の子でしたら、手術は16歳ごろからできるので、

中学~高校生の間に顎変形症の治療を無料ですることができます。

 

私も今まで全く知りませんでした。

昔、私が矯正をした頃は、顎変形症は保険適用ではなかったのです。

(保険適用は1990年かららしいです)

あの時に、保険適用だったら、今とは違っていたのかな・・・。

 

 

これからお子さんの矯正を考えている方の、少しでも参考になれば幸いです。