ABAを行うには周りの理解がとても大切だと思います。
家庭療育ですので、家族や周りの理解がなければやりたいことも出来ないことがあります。
理解を得るためには・・
相手に上手く伝えることが大切なのですが、どのように説明するか、距離感が難しいなといつも思います。
今でもABAはまだ周知されていないなと感じる場面が多いです。
私自身、わかっていることを相手にうまく説明するのがとても苦手なので、説明しなくてはいけない場面では必ずコンサルの先生に相談した上でやってきました。
アドバイスを聞いて、なるほどと思うことがたくさんあります。
コンサルはただABAセラピーを教えてもらうだけではないんだなといつも感じています。
息子の習い事などは基本、フリーランスの先生を探しています。
フリーランスの先生の方が、ABAのお話しする時、息子に対してやりたいことを交渉するときに、その先生がOKを出せば良いことなので、理解を示してくれればとてもうまく物事が運ぶからです。
やはり大手の組織の習い事は、その先生の独断で判断できないので、早く物事が進まず、モヤモヤしてしまうことがあったので、はじめの頃はそういうところを探していました。
前回の記事で、わたしの子供達は美容室でカットだけでなく、シャンプーもしてきたことを書きました。
近所でお一人でされている方の美容室に昔から息子をお願いしています。
最初は家で私が切っていましたが、わたしのセンスのなさと、家での限界を感じました
お世話になっている美容師の方はもともと発達障害に対してとても理解を示してくれていて、自分に何かできないか、力になりたいと感じている方でした。
息子も最初は脱走を試み、美容師の方が息子を追いかけながら歩きながらカットするような感じで・・
特に耳周りのカットが嫌がり大変でした
脱走するので、出入り口の自動ドアが開かないようにロックしてもらったりしました。
その都度、美容師の方と相談し、どのように対応するか相談しながら進めました。
美容師の方は私の言葉にも真剣に聞いてくれて、協力してくれました。
何よりも息子が嫌がらずに切れるようになるのであれば、何でもやるよ
という言葉と気持ちがとても嬉しかったです
ABAで何年もかかりましたが、今ではわたしは近くで見守るだけで大丈夫になっています。
いつも思うことは、通うことを諦めたらそこで終わりということです。
続けるって大切だと実感しています。
子供だけでは通えませんから、親が連れて行く。
相手が理解を示してくれているのに、その親が通うことを続けることを諦めてしまったら、スモールステップで練習する機会が失われます。
慣れるまでに何年もかかったとしても、息子の長い人生の中では、その何年かの期間は振り返ればあっという間のことで、後々楽になるのであれば、その時に踏ん張らなければいけない時もあるのかなと思います。