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最近は気温がグッと下がって、季節の変わり目を感じています。
先日、空き時間にイチョウ並木を見に行きました。
今までは車🚗で素通りしてしまっていたのですが、立ち止まって見てみると、こんなところにこんな物があったのねという気づきがあり、面白いなと感じています。
先日、息子がABAコンサルでお世話になっているABA-MAXさんの座談会に参加させていただきました
今回は
『支援学級・支援学校の先生に伺ってみたいこと』
と題して、あらかじめ事前に質問を受け付けて、その質問の内容を中心にお話ししていただきました。
息子の場合はすでに就学しており、就学時は担任の先生とどのように息子の問題行動や癇癪について対応するのか相当な時間をかけて議論を交わしましたが、現在は落ち着いて学校に通うことができています。
ですが、今は楽しくても、今後はどうなるかわからない。何が起きるかなんてわからない。少しでも情報を得たいなと思い参加いたしました。
ゲストスピーカーの先生は現在お休みされているとの事ですが、小学校の先生で普通級、支援学級、支援学校の先生を経て、現在はABAを息子さんへの療育に取り入れている方です。
まずご自身の教員になられた過程をお話ししてくださいました。
もともとは違う仕事をされていましたが、小さい頃からの夢であった小学校の先生になりたいと思い、仕事をしながら教員を目指したということでした。
相当な想いがなければ、夢に向かって行動に移すことはできないと思います。
覚悟がすごいなと思いました。
その後は事前質問に対して、答えてくださいました。
教員の立場だと、かなりきわどい厳しい質問もありましたが、一つ一つ真摯に丁寧に答えてくださいました。
事前質問はどちらかというと、学校でのお悩み相談のような部分が多かったように思います。
質疑応答を聞いていて感じたのは
・ABAはまだ周知されていない
・指導者の質
・保護者の質
という点です。
ABAの周知について
ABA療育は現在アメリカでは健康保険の適応対象となっており、自閉症をはじめとする発達障がいのお子さんに効果があると科学的に証明されている方法です。
しかし、日本ではABAは厳しいだとか、数多くある療育のうちの1つのような位置だったり、そもそも全く知らないなど、かなり遅れている状況です。
療育関係者、教員など特別支援に関わる人たちでさえ、ABAそのものを知らない方が多いように思います。
息子にとってABA療育は必要なものでしたので、必ず息子に関わる方にお話しするのですが、知っていると言われた方は今までで1人だけでした。
ゲストスピーカーの先生も、ABA療育を知らない教員の方は多いとお話をされていました。
指導者の質
今回の質問に多かったのが、教員の質についてです。
質問内容も教員の態度にびっくりするような内容のものもありました。
教員の言動や態度により、お子さんが心の傷をおっている方もいらっしゃいました。
ゲストスピーカーの先生は一つずつ丁寧にお答えしていました。
教員の人間性も様々です。
自分の今までの経験から、譲れないものというものがあるかもしれません。
そして、学校という組織の一員ですから、自分がやりたいことができない事もあると思います。
息子の場合は、担任の先生はABAを知らない先生でしたが、ABA療育をやっていると伝えた日にABAについて色々調べたそうです。
息子はご縁に恵まれたと思います。
親がやりたいことに対して、柔軟に対応してくれる先生、門前払いする先生、理解してくれる人としてくれない人では、交渉の難しさも違います。
教員も現在人員不足などが原因で仕事量が追いつかない、いくら熱意があっても熱意だけで片付けられないような心身の負担があるようにお話を聞いていて感じました。
もともとの人間性の問題もありますが、指導者の質が改善されるような環境を切に願います。
保護者の質
これは私自身の問題なのですが・・
私はどちらかというとめちゃくちゃ圧が強い口調で話します。
感情的になりやすい性格です。
上原先生に出会い、今でも印象に残っている言葉があるのですが、
交渉をする時は、低姿勢で、感謝の気持ちを忘れずに
というアドバイスをはじめに受けました。
同じことを伝えたくても、口調や語尾、態度によって大きく変わる場合があります。
相手も感情のある人間です。
譲れない部分はありますが、こちらも人として相手に対してのマナーは必要だなと思います。
座談会に参加して感じたことは、参加されている皆さんが色々な環境の中で、様々な悩みを抱えながらも頑張ってABAに取り組んでいる姿がありました。
学校でうまくいかなかった場合、親としてどのように対処するか、改めて考えさせられた座談会であったように思います。
我が家も上の子が大きく進路を変える選択をしました。
原因は上の子が学校の先生への不信感が積もり積もって心が折れたというか、先生に対して何をしても無駄と自分から諦めたという感じです。
親としては、切なく思うところもありましたが、自分から環境を変えるという選択をした上の子を応援したいと思っています。
教員という立場とABA療育を頑張っている親として真摯に、そして本音をお話ししてくれたゲストスピーカーの先生に感謝いたします