不倫問題カウンセラー花田好久です。
よく、「辛い出来事は忘れるに限る」と言われます。
辛い出来事を思い出すと辛い気持ちもよみがえってきます。
それなら、忘れてしまった方が辛い思いをしなくて済むし、早く立ち直れるというわけです。
夫の不倫についても、早く忘れた方が良い、忘れようと努力している方もいるでしょう。
※夫からは「不倫のことは早く忘れてくれ」とプレッシャーをかけられることもあるので、余計そうなりがちです。
※不倫反省本第2章3.「NGな言動その2~不倫を忘れさせようとする」参照
確かに、辛い出来事の程度によっては、お酒でも飲んでグッスリ寝ることで忘れられることもあります。
しかし、夫の不倫は忘れようとして忘れられるほど軽い出来事ではありません。
それくらいで済むなら誰も苦しまないはずです。
自然災害に遭った方や、犯罪被害者の方に対して、「早く忘れた方が良い」と言う人はそう多くないでしょう。
それは、自然災害や犯罪被害に遭ったショックや心の傷は、簡単に忘れられるものではないということを理解しているからだと思います。
夫の不倫は直接命の危険にさらされることではありませんが、妻に与えるショックや心の傷は、自然災害や犯罪被害に遭ったときのそれと大差ありません。
夫の不倫発覚により、生きる希望を失くすくらいに傷ついている方もいます。
不眠症になって心療内科に通っている方、体重が10キロ以上激減した方、フラッシュバックや悪夢で苦しんでいる方もいます。
夫の不倫から立ち直るには、このような辛い気持ち・苦しみを、夫はもちろんのこと、周囲の方からも共感的に理解してもらうことが大切です。
しかし、実際は、夫の不倫が軽い出来事であるかのように、「早く忘れた方が良いよ」などと言われてしまう現状があります。
私は不倫問題を専門に扱うカウンセラーとして、この現状を残念に思っています。
夫の不倫による心の傷は、「早く忘れるに限る」で片づけられるほど軽いものではありません。
このことは、夫婦カウンセリングでもよくお伝えしており、そこで認識を改める夫もいます。
このブログ記事をきっかけに、一人でも多くの方が認識を改めてくれると良いなと思っています。
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