夫の浮気を解決に導くカウンセラー花田好久です。
不倫問題で1年8カ月芸能活動から遠ざかっていたアンジャッシュ渡部氏。
その渡部氏が、自らの冠番組で芸能活動を再開させたそうですね。
同番組で相方の児嶋氏が、次のようなコメントをしていました。
児嶋「会うたびに1年8か月、嫌味なくらい言っているけど、(悪いのは)お前の人間性だと思う。
お前は調子に乗っていた。お前の人を雑に扱うようなことが、女性をあんな扱いするようなことになった。
ありえないことになったのは全部お前のせいだ。
オレも、えらそうにしているな、こいつ、態度でかいなと思ったけど、注意できなかった。」
私のカウンセリングでも、妻が不倫をした夫の人間性を疑ってしまうと言われることがあります。
では、不倫をする夫はみな人間性が悪いのでしょうか?
私は、不倫をしたという1点のみをもって、夫の人間性が悪いと決めつけることは出来ないと思います。
ただ、渡部氏のように、仕事で成功していて、社会的にそれなりの地位があり、お金を沢山持っている夫に共通する特徴があります。
それは、いわゆる全能感(=自分は何でも出来るという感覚)にとらわれていることです。
児嶋氏が渡部氏を「調子に乗っていた」と評したのも、渡部氏の抱いていた全能感を感じ取ったからかも知れません。
「オレは何でもできる」
「オレってすごい」
「オレは何しても良い」
という全能感にとらわれていると、「女性の一人や二人どうにでもなる。好きにできる。」と勘違いしてしまいます。
それで実際に女性を落とせた、言いなりに出来たとなると、自分の価値を再確認して、さらに調子に乗ってしまうわけです。
しかし、芸能界に限らず、いくら成功していても、決しておごらず、謙虚でいられる人も沢山いますよね。
それは、自分の成功は決して自分だけの力ではなく、「与えられた環境」「様々な人の支え」「運や巡りあわせ」にもよることを
理解しているからだと思います。
だからこそ、何に対しても感謝を忘れることなく、人を粗末に扱うことも無いのでしょう。
不倫をした夫も、ちょっと調子に乗りやすいくらいは、「そういうところあるよね」で片付けられます。
しかし、調子に乗り過ぎて、思いあがって不倫までやるとなると、人間性を疑われても仕方ありません。
そもそも、全能感にとらわれ、女性を使って自分の価値を再確認しようとする時点で、その人は本物の自信が無いわけです。
本当に自信があるのなら、そのようなことをする必要は無く、人に偉そうにする必要もありません。
渡部氏も、もともと自分に自信がなくて、仕事で成功していくうちに、その反動で誤った全能感にひたるようになったのかも知れませんね。
彼の人間性が悪いと言うより、自信のなさ、弱さ、その反動としての過剰な自信、おごり、全能感、それらが今回の不倫問題の大きな要因
だったのではないでしょうか。
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