夏の終わりのハーモニー
久しぶりのカラオケボックス
ほんとスナックで友人に勧められて歌うことはあっても、カラオケって最近はもう行くこともないから。
歌うことって俺にとっては大変なこと(笑)
普段は使わない声の使い方するし、声域も違うし、気持ちも歌詞も、重労働ですわ。
それでも、時々、口に出せない気持ちを歌で解消する事もある。
今日だってあなたを思いながら
歌うたい人歌うよ。
本当のことは歌の中にある
いつもなら照れくさくて言えないことも。
歌うたいのバラッド。
それに心の奥底にあった気持ちに気付いたことだってあった。
なんでもないやを聞いた時に
フッと
君のいない世界など。
って熱がこもった瞬間。
共鳴した。
なんでもないよって言い聞かせてたこと。
本当は辛かった。
忘れ得ぬ人のこと。
酔って、そんな思いに、時々スナックで歌っても、何だか虚しいものもあったな。
まぁスナックで騒ぐのもアレだから。
しっとりBGM程度に歌うくらいが良いなって。
歌うなら本気以外ありえないよ。
本気にならなきゃ俺はまともに歌えない。
歌は生き物だと思う。
ライブには怪物がいる。
だから心を込めて歌わないと。
歌声で、じっくり表現する、心を込める。
最近は玉置浩二なんか聴くとそんな感覚になる、福山雅治もそういう意味で歌いやすいけど、気を抜くと全然違うものになる。
そういえばDAMって歌詞の文字送りがちょっとズレてるの多いよね。
微妙にリズムが狂う。
そんなことをすっ飛ばして、プロカラっていう、ガイドメロディと歌詞の文字送りが抜けたバージョンもあるんだね。
これになるとアカペラかよって思うほど、自由に歌える。
あと最近のはLIVEカラオケもいい。
抑揚も生演奏らしくしっかりあって、微妙なリズムや強弱の変化を感じながら、感情や、人の思いで歌いやすい。
自分でも、コントロールが効かないくらい声が出てびっくりしたよ。
声質が何種類かあるような感じ。
なんか自由を感じた。
あれ、こんなに響く? 高いとこまで出ちゃう?
ここまで落とせる? みたいな。
集中力が切れるとアウトだ。
なんかほんと繊細な仕事みたい。
泣けるカラオケなんて
ほんと凄いよね。
もらい泣きしそうになった。
これってデジタルじゃ無理な話だ。
カラオケの採点みたいな基準の上手いってあてにならないな。
歌う人の想い、人柄、それがどれだけ伝わってくるかが大事。
そんな想いのある人と一緒に歌ったら
自由な感覚で
思うまま声が出てきた。
歌声がある人
歌声が素敵な人って
とても美しいと思う。
というのも、言葉と心を込めた歌声は、人間にできる最高の声の使い方なんだと思う。
人の心に響く言葉
そんな歌を歌える人。