1歳2か月のAちゃんのおうちにタッチケアのレッスンに伺っています。
出会ったのは11カ月の時でした
寝返りはまだしてなくて
あおむけで過ごすか
泣いてママに抱っこを求めて
座らせてもらって過ごしているかの状態でした。
発達が気がかりで、療育にも通っています。
でも療育できる状態でもなく・・・
療育の場に行くだけで
大泣きして何もできないのです
療育の先生たちも近寄れない
訪問時ももちろん、私が玄関にはいっただけで大泣き
インターホンの音にまず泣いちゃいました
食器のカチャカチャいう音にも泣いちゃいます。
音にも敏感
なAちゃん。
服を着替えさせるのも大泣き。
オムツを変えても大泣き。
お尻を拭いても大泣き。
見慣れないところ、見慣れない人を見るだけで大泣き。
泣き出すと1時間でもずっと泣き続けています。
ママが抱っこしていてもなかなか泣き止むことができません。
ほぼ、お昼間は泣いて過ごしています。
そして抱っこで過ごしています。
さてさて、ゆっくりタッチをできる状態でないことはたしかです。
どこから始めましょうか・・・
Aちゃんがママに抱っこされたまま
まずは、Aちゃんの表情が変化しない距離をとり
Aちゃんと目をあわせないようにして
ママとおしゃべり
その間Aちゃんはママの顔をちらちらみています。
しばらくすると私の顔もちらちらみるようになりました
ママが笑っていると、Aちゃんの表情がやわらかくなります
その表情を確認しながら、少しだけ距離を縮めます。
距離を縮めながら、Aちゃんの表情をみます。
表情が曇ったり
体を後にひいたり
手のひらが急に開いたり、そったり・・・
まゆげをひそめたり・・・
そんな様子が見られたら
それ以上、距離を縮めず、ほんの少し私も後ろにさがります。
1回目のレッスンはそこで終了です。
私といて、泣くことがなくその場に居れたのです。
頑張った頑張った
すごいぞーAちゃん
2週間後の2回目のレッスンは・・・
1回目よりも早く距離を縮めることができました。
私がお人形を抱っこして、その背中にタッチをしてみました。
Aちゃんはママの抱っこで過ごします。
抱っこしてるAちゃんの背中にママがタッチをしようとしましたが、なでなでのタッチは難しそう。
嫌がるしぐさが見られます
そこで「ぴったんこ」と手をおくだけのタッチをしてみました。
でも、これも難しそう
次に少し強めにぎゅーっと圧を加えたタッチをしてみました。
このタッチは受け入れてくれました。
背中と足のタッチをすることができました。
おうちでも、そのタッチを続けることと
他の部位もできそうならやってみることをお伝えしました。
あとは、泣いた時に、すぐに抱っこするのではなく
声をかけて待ってみる。
「大丈夫大丈夫
」といって笑ってみる。ということをしてもらいました。
2週間後の3回目のレッスンでは・・・
ぴったんこのタッチとゆっくり撫でるタッチをすることができました。
この頃は、泣いても、ママの声掛けだけで泣き止むことができるようになっていました。
お買い物の間、ずっと泣いていたAちゃんでしたが、泣かずにお買い物に一緒に行くことができるようになりました。
インターホンの音にも泣かなくなりました。
寝返りをするようになりました。
そしてこの日は、大きなたいこのお歌を歌って足の屈伸の遊びができました
3週後の4回目のレッスンでは・・・
Aちゃんのそばに行くことができました。
人形で遊ぶ私の姿を見て笑っています
手を合わせてぱちぱちしていると同じようにAちゃんもしてくれます。
時々お口をへの字にしますが、「大丈夫だよ」と声をかけるとへの字がなくなります。
お歌を歌いながら、いろんな種類のタッチをしてみました。
穏やかな表情で受け入れることができるようになっています。
うつぶせの姿勢で、おもちゃを見ることができるようになりました。
それまでは、おもちゃにも興味を示さなかったのです。
3週間後の5回目のレッスンは・・・
うつぶせで右回り・左回りと、ほんの少しですが動けるようになりました。
タッチケアは、毎日ママがしています。
泣いてばかりだった療育施設でも、リハビリの先生のマッサージを受けることができるようになってきたそうです。
まだ5分が限度だそうですが・・・
ここまでこれたら、大きなステップを越えることが出来ました。
６回目のレッスンは、タッチケアを始めてから3か月がたっています。
おうちに伺い「こんにちはAちゃん」と言うと私をじっと見ます。
今までは、すぐに下を向いていたのに・・・
5分ほどで、お顔の表情が緩んできました。
ママのお膝で、いくつかの触れ合い遊びができました。
ママのそばを離れて、私が触っているお人形を一緒に触っています。
少しづつ少しづつ、外の刺激を受け入れることができてきました。
Aちゃんのペースを大事にしながらやっていきました。
「怖くないよ・大丈夫だよ」という雰囲気の中で、Aちゃんが心許せる状況でタッチケアをすすめていくこと・・・それが大事ですね。
６回目のレッスンでは、帰る時に「Aちゃんバイバイ」と手を振ると、小さく手を動かしてくれました。
Aちゃんの穏やかな表情と、笑顔が多くなってきたママを見るのがとても嬉しい私でした。
ゆっくり育つ赤ちゃんのためのタッチケア
オンライン講座の様子ですが、
です
動画視聴3,300円
動画配信は1月31日までとなっています
どなたも見ることができる
YouTubeでは
おうちで赤ちゃんと楽しめる
タッチケアをお伝えしています
膝上でのタッチと真ん中遊び
（床におろしてやってもいいですよ）
あおむけだんごむし
あおむけだんごむしは
反り返りが強い赤ちゃん
横抱きが苦手な赤ちゃん
眠りが浅い赤ちゃん
おっぱいを浅くくわえてしまう赤ちゃん
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特におすすめのタッチです
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