(あくまでも個人的見解です)
週末から週の頭にかけて地元の小学校の宿泊体験のお手伝いをしてきました。
今年は奇跡的に晴れでした。もっと天候が安定している時期でもと思うかもしれませんが、個人的にはこの時期がいいと思っています。
僕は学校の宿泊体験は総合商社のようだと思っています。1つの専門性に特化するのではなく、歴史、文化、自然、ものづくり、生活などあらゆる分野を学んでいきます。また、宿泊体験などの特別活動は教科指導と違った教育の『育』の部分、『育ち』を促す活動だと思っています。
今の時期は新年度が始まり新しいクラスにも慣れてきた頃です(子どもも先生も)。そうした中で宿泊体験へ向けた事前学習をしていきます(一般公募ではなかなかできないのでうらやましい)。
事前学習、役割分担を通してチームを作りながら宿泊体験へ向かっていきます。
そして、迎えた本番。
24時間生活を共にすることで学校では見られない子どもの側面が見られます。これが子ども同士の関係性にとっても、先生方のこれからの指導にとっても重要な情報になります。
ちょうど四半期が終わる頃なので、クラス目標や学年目標を達成するために指導の在り方を考える良い時期になります。
そうやって普段とは違う活動を通して子どもや集団の新しい側面を見いだしながら、そこから得られたものを普段の学校生活に活かしていけると良いと思います。
特に5、6年生だと6月宿泊体験、10月運動会、3月卒業式という行事の中で子どもたちの育ちを支援できるといいと思います。
運動会を春先にやるのも団結力をつけるのに有効かもしれませんが、宿泊体験の方が児童理解という点で多くの情報が得られると思うので、順番としては宿泊体験→運動会→学年末の行事という感じの方が良いと個人的に思っています。