ヒッチハイク記6 広島県その2 | 心理コンサルタント&セラピスト 国本裕美

心理コンサルタント&セラピスト 国本裕美

「”物理学的”心理学」を習得し、数々の悩みを素早く解決し、多くの人生を劇的に良い方向へと導いてきた心理のプロフェッショナル。

2月22日(水) ヒッチハイク23日目

今日は、タレント事務所hiMe storyの事務所にお邪魔させていただく予定になっていた。
午前11時に、マネージャーさんがホテルまで車で迎えに来てくださっていた。

車に乗り込み、事務所へ移動。
20分もかからなかった。

到着したのが広島県福山市の伊勢丘という所にある一軒屋。

「事務所」っていうイメージではなく、普通の家だった。

もともとは代表である津川さんの、甥の家がたまたま開いたので、使わせてもらうことになったとのこと。

事務所、兼、所属タレントさんたちの生活する家になっていた。

そこにいらっしゃったのが、津川さんのお知り合いである、徳永明彦さん。
「あーくんテレビ」というネットテレビの番組を持たれていて、自ら番組をプロディュ―スし、
情報発信されていらっしゃる方でした。

「あーくんてれび・徳永明彦のホームページ」
  http://www.aakunkun.com/

津川さんの取り計らいで、せっかく広島に来てくれたんだから、と私に「あーくんてれび」のテレビ出演を
徳永さんにお願いしていただいたようでした。

あーくんとは、全くその日初対面なんですが、会って10分位で即撮影。

テーマはヒッチハイクについて。

あーくんと津川さんがどういうお知り合いなのか、あーくんがどんな方なのかよくわからないまま
あれよあれよと撮影スタート。

そこで撮っていただいたのが、こんな感じになりました。
↓↓
  http://www.youtube.com/watch?v=oPkw2pYyc38

YOUTUBEでアップされていました。

5分くらいの短い時間でしたが、テレビに出るという貴重な経験をさせてもらい、広島でまた一つ思い出が
増えました!!

そして、そのあと、双子のシンガーソングライター 光と風 Hi-Fuによる生ライブ!!!

Hi-Fuのブログ↓↓
http://ameblo.jp/hi-fu34/

華奢な体なのに、どこからそんな太い声が出るの?っていう位大きくて綺麗な声でびっくり!!
いつ聞いても感動する歌詞とメロディー。

「ヒトコトバ」を聞いた瞬間、鳥肌が立ちました。

「ヒトコトバ」↓↓
  http://www.youtube.com/watch?v=1YoS38tw_b4

二人が歌う時は、ピンク色の強いエネルギーが流れて来ます。

二人はお母さんの愛を伝える歌を歌います。
母親の愛は私の見える色でいうとピンクです。
母親の愛を伝えたい一心で大好きな歌を歌うと、自然とオーラもピンクになるんでしょうね。

ピンクは人を受け入れる色です。
きっと彼女たちの歌は、自分の存在を受け入れてほしい、認めてほしいと小さくなっている心をほぐし、
癒してあげるんだろうな、と思いました。

事務所に来た記念に、ヒーフーのサイン入りCDをいただき、
ウォーキングスペシャリストのMEGURUさんとお話をして事務所をあとにしました。

そのあと、津川さんと、ヒーフー達と昼ご飯を食べにお寿司屋さんまで連れて行ってもらい、ごちそうになりました。

津川さんは、芸能関係の知り合いがたくさんいて、もしそのツテを使えば
所属タレントさん達はすぐにでも有名になれるんだと思います。

でも、津川さんの方針としては、そのツテを一切使わずに、
自分たちの実力だけで、自分たちの存在を広めて行く事。
これをモットーにされているみたいです。

ヒーフーの夢は紅白に出る事。そして世界に羽ばたく事。

彼女達と話していて、力強い意志と努力の影が見えました。

そして私は彼女達の歌が大好きです。

共感した方は、是非彼女達を応援してください^^

昼食のあと、津川さんはスーパーに寄り、私を福山東サービスエリアまで送ってくださった。

別れる際に、私に、「これ持ってって」と、菓子パンやお茶がいっぱい詰まった入った袋を渡して下さった。
先ほどのスーパーの買い物は私の為に寄って下さったみたいで、感動しました。

本当にここまでしてくださって、ありがとうございました。

感動泣きしそうになりました。

そしてサービスエリアで別れて、中に入って一息ついた。

今日は実は宿がない。

山口県に知り合いがいて、そこに一泊できたらな、と思っていた。
でも連絡しても繋がらない。

どうしようか。

実はそこまで焦っていなかった。
ヒッチハイクに慣れて、今までの経験上なんとかなるだろうと、どーんと構えるようになっていた。

九州に友達がいると言っていた、京都の友達に電話してみた。

「今日さぁ、泊る所ないんやけど、前福岡に友達いるっていってたよね?
紹介してもらえない?」

「今、実はその福岡の友達の家に向かってる途中やネン」

「えー!?!?マジで!?!?私も一緒に泊めてくれないか聞いてもらえない?」

「いいよ。ちょっと待って。」

「(聞いてくれたあとに)OK出ましたー!!!」

「まじでー!?!?ありがとう!!!!!」

すごいシンクロニシティやと思いながら、自分の運の強さに感謝。
今日の宿、確保!!!

17時に広島県福山東サービスエリアでヒッチハイク開始。

今日泊めてもらえる家は福岡県久留米市にある。
広島から福岡ってそこまで近くない。

山口県の友達に泊めてもらうていでいたので、17時に福山を出たけど、久留米なら何時につけるんかなー?と思いながら長距離トラックを狙って聞いてみた。

「福岡まで行きたいんですけど、途中まででも良いんで、乗っけてってもらえませんかぁ?」

久留米ナンバーのトラックのおじさんに聞いてみた。

「あっ??なんで?」

めっちゃ嫌そうな顔で答えられた。
しかも顔怖いし。

他を当たろうと思ってお礼を言おうとしてたら、

「ええよ。」

(えー!?いいんかい!?ってか怖いし断ってくれ。)

少し躊躇した。

ま、大丈夫やろ。

そして乗せてもらった。

めっちゃジャージ姿の、50代後半のおじさん。
22歳と20歳の娘が2人いらっしゃるとのこと。

離婚して今は内縁の妻と二人で暮らしていた。
しかもその奥さんは26歳。
20歳以上年の離れた奥さんと暮らしていた。

おっちゃんなかなかやる。

安室奈美恵が好きで、小さなナビ兼テレビのモニターに安室奈美恵のライブが映し出されていた。

普段は私みたいにヒッチハイクしている人に声をかけられても、乗せないらしい。
でもなぜか私は気に入ってもらえた。

パソコンいじりが好きで、パソコンを一から組み立てられる器用な方でした。
そして色んな知り合いがいると言っていた。
それこそ人身売買や麻薬の取引。
自分は手を出してはいないが、それをしている知り合いがいて、なんとなく裏事情は知っているみたいだった。

「お前も夜のお店やったら40万位で売れるんちゃう?」

冗談で言われたけど、ほんまにそういう仕事をしている人っぽくて面白かった。

ヒッチハイクでの一番の醍醐味は、自分が普段の生活では絶対出会えないような人と会って話す事。

自分の知りえない世界をこうやって聞けるのはたまらなく面白かった。

「40万ですかぁ?あと2ケタ足りませんよ!!」

私もノリノリで答えると、おじさんは嬉しそうだった。

途中、山口県のチャンポンがおいしくて有名なサービスエリアで降りて、
チャンポンをごちそうしてもらった。

この時点で夜9時を回っていた。

久留米まで何時にたどりつけるか、不安になってきた。

おじさんのトラックは福岡県には行くけど、久留米は通らなかった。
だからまた久留米行きの車をヒッチハイクして、久留米からまた下道に降りる車をヒッチハイクしなければ
ならなかった。

そう思うと、時間的に厳しいんじゃないかと思えてきた。

さっき電話した京都の友達に電話してみた。

「久留米に何時につくかわからんねんー・・・もしかしたら12時回るかも・・・」

「まじでー?わかったー。起きとくわぁ。」

「ありがとう。できたら、久留米サービスエリアまで迎えに来てもらえない?」

「ごめん!!酒飲んでもうた・・・」

ガーン!!!!!

来てくれる気、ゼロやん!!!

しかもタクシーに乗るお金なんてない。
所持金約3000円。

久留米SAから友達の家まで車で20分。

とてもタクシーなんて乗れない。

久留米に行った事ないから、久留米SAで、友達の家までそれこそ横づけしてくれるような人に会わないと
友達の家まで辿りつけない・・・・

久留米行きを諦めようか迷った。

トラックのおじさんに事情を話すと、
「俺のトラックで寝てもいいぞ。」

おじさんのトラックは2階建てみたいになっていて、ちょうど1人分のベッドが上にあった。

下心はなさそうやけど、ちょっと不安。

荷物の積み下ろしや、長距離の移動で睡眠時間が短いのに、そのおじさんのベッドを奪ってしまうのにも
申し訳なさを感じた。

でも、選択肢はなかった。

おじさんにお願いして、ベッドで寝かせてもらうことにした。

福岡県北九州市を過ぎた時点で夜11時。

京都の友達に電話して、今日は久留米行きを諦める事を伝えて、
おじさんのベッドに寝かせてもらった。

長距離トラックって、家には週に1,2回位しか帰れないし、
荷物の積み下ろしってかなりの肉体労働。

そして睡眠時間が平均5,6時間。

車に乗っている間は、暇やから、トラックの運転手どうしでよく電話したり、音楽聞いたりするみたいです。

ホンマに車運転するのが好きじゃなかったら続かないやろうなって思いました。

布団がある場所で寝られるだけありがたいと思いつつ、
気になったのが1個だけあった。

エロ本の山!!!!!

数か所に渡って積まれてある!!!!笑

おっちゃん、男やったらそりゃそうやんなー・・・・・

そう思いながらエロ本の山を眺めて苦笑した。

人生で初めてあんなにエロ本に囲まれて寝ました。笑

津川さん、ヒーフー、マネージャーさん、メグルさん、あーくん、そしてトラックのおっちゃん、
みなさんのおかげで無事今日も移動することができました。

ありがとうございました。