■加工肉のがん発症リスクは喫煙と同等
WHO(世界保健機構)が「加工肉 (ウインナー、ハム、ベーコン等)を毎日 50g ずつ食べると、 結腸がん発症リスクが 18%高くなる」と発表しました。(2015 年 10 月 26 日)
さらに！
牛肉、豚肉、ラム肉などの赤身肉の摂取も結腸がん、すい臓がん、前立腺がんなどの発症リスクを高める可能性が高いというのです
喫煙が発ガンリスクを高めることは周知の事実ですが、
ナント
加工肉摂取のリスクは、喫煙と同程度というのです
それにしても、なぜ加工肉でがんのリスクが高まるのでしょうか?
それは、加工肉を製造する工程で必要な「塩漬け(curing)」 や「薫製(smoking)」によってニトロソ化合物(NOC: N-nitroso compound)や多環芳香族炭化水素(PAH: polycyclic aromatic hydrocarbon) な ど の 発 が ん 性 物質が発生するからなのだそうです。
また、加工肉は調理する過程で、ヘテロサイクリック アロマティックアミン(HAA:heterocyclic aromatic hydrocarbons) や PAH などの発がん性物質も生成される というのです。
ところで、加工肉 50gはどのくらいかというと
フランクフルト1本、ウインナー約 3 本、ハム なら約 4 枚
とはいうものの、
お肉には重要な栄養素であるたんぱく 質やビタミン B 群、鉄、亜鉛なども含まれています
つまり、
加工肉や赤身肉は ほどほどに！魚や豆類も多くとりましょう！
抗がん作用が期待される食材は
ニンニク
ブロッコリーの芽（スプラウト）
白菜
などです！ お肉の付け合わせにぜひ加えましょう
【参考】WHO Press Release N240,IARC monographs on the evaluation of carcinogenic risks to humans,グラムのわかる写真館, LANCET ONCOLOGY, Theguardian
http://www.healthy-pass.co.jp
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