クルミが血管に良いと大人気です。(ちなみにこのポメの名前は「ミルク」・・です)
近所のスーパーでも売り切れていることも良くあります。
なぜでしょう?
クルミの70%近くを占める脂質は 「α-リノレン酸」
αリノレン酸は動物の体内に入ると一部が魚に多く含まれている脂肪酸(EPA, DHA)になります
確かに、EPAには血管の炎症を抑え、動脈硬化を予防し、脳卒中や心筋梗塞を防ぐ効果があります。
そこで、クルミに動脈硬化の予防・改善効果があるというわけです。
しかし、αリノレン酸のうち、体内でEPAやDHAに代謝される割合はそれほど多く無いことを知っていますか?
なんと、全体の10~15%だけなのです!
ですから、血管を守るEPAの1日の摂取目標量とされる1gを、
クルミで達成しようとすると60-70個のクルミが必要に~!?
クルミは他のナッツ類に比べて、αリノレン酸含有量はかなり多いのですが、血管に良いEPAで考えると、魚、特に青魚にはかないませんね。
品薄のクルミを探しまわるよりも、魚を食べる方が血管事故の予防にはずっと良いことを知っておいてくださいね