実家の固定電話機は、着信をすると発信元の電話番号を読み上げる機能がある。
非通知の場合は着信しない(着信音を鳴らさない)よう、電話機を設定している。
そんな状態で、着信音だけが鳴る電話がかかってきた。
ディスプレイには電話番号ではなく「外線着信中」と表示されている。非通知の場合は「非通知着信」と表示されるのだが、前述の通り非通知は着信しない設定にしている。
公衆電話の場合はどうだったか忘れたが、見慣れない表示なのでスルーした。
一定時間が過ぎると留守電機能が起動するが、その前に電話は切れた。要件を残さないものはセールスが勧誘、詐欺といったろくなものではない。出ないが正解だ。
電話機の着信履歴には残っていなかった。ますます怪しい。
「外線着信中」とは何なのか?
Google検索もすっかり精度が低下してしまい情報は見つからず。 少なくとも電番を表示させないよう仕込んでいるっぽいし、碌な電話ではなかろう。
perplexity で調べてみたら、以下のような回答を得た。
送信元
- IP電話サービス: 一部のIP電話サービスでは、技術的な電話番号情報を正しく送信できない場合があります。
- 国際電話: 国によっては、電話番号情報が正しく送信されない場合があります。
- ビジネスフォンシステム: 企業内のビジネスフォンシステムが、外線発信時に番号情報を送信せずに設定している可能性があります。
- 迷惑電話や詐欺: 意図的に番号を隠蔽する特殊な方法を使用している可能性もあります。
注意点
- 通常の非通知とは異なる: この種の着信は、通常の番号非通知とは異なる仕組みで発信されているため、非通知拒否設定をすり抜けております。
- 着信履歴への記録: 「外線着信中」と表示される通話は、多くの場合、着信履歴にも残らないことがあります。
- 対処の問題点: この種の着信に対しては、通常の着信拒否設定がずっとない場合が多く、対処が難しい可能性があります。
この種の着信に対しては特に注意が必要です。不審な内容の場合は、個人情報を提供しないように注意し、必要に応じて電話会社や警察に相談することをお勧めします。
AI回答もどこまで信憑性があるか疑問符ではあるが、尤もらしい回答を得た。
あほのように勧誘電話がかかりまくっている昨今、番号を隠蔽する何かを行うことで非通知着信拒否設定をすり抜けていると考えた方が良さそうだ。
ケータイでも着信するらしいが、うちのスマホは050のIP電話なので、勧誘対象外になっているようだ。今使っている電番は来春使えなくなるので、乗り換えないといけないんだよなー。060になるかも。
2〜3時間後にまたかかってきた。
無視してたらすぐ切るかと思ったら、今度は先方は電話を切らない。留守電の自動音声「ただいま、留守にしております……」が流れると同時に向こうも自動音声で話し始めた。
「2時間以内にすべての通信を停止する」だとかなんとか言っていた。
総務省がナンタラ言ってたのでググッた。
あーこれですわ。
けっこう前からあるポピュラーな不審電話なのね。自動音声ではなく闇バイトと思われる者が直接かけてくるケースもあるという。
自動音声に従って番号ボタンをポチポチ押していくと、個人情報が知られたり、金品の要求をされたりしてろくなことにならない。
全国各地の自治体が注意喚起をしていることから、同一の犯罪組織が絨毯攻撃をしているのだろう。
下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる。中にはお金を払ってしまう人(たいていは老人であろう)もいるからこそ、犯罪者側もやめられない止まらないわけだな。
同じくRDD自動音声の世論調査に半数以上が回答していることからも、「釣れる」確率は低くない。
終いには、今流行りの押しかけ闇バイト強盗の訪問を受け、命や金品を奪われかねない。あの手の強盗は手当たり次第に襲っているわけではなく、下調べを行った上で「金がありそうだ」「低リスクで襲えそうだ」と判断した上でやってくる。
今のご時世、「確実に安全だ」とわかっている相手以外は電話に出るべきではないな。
どんな影響があるかわかったものではない。