荒川区エリアに入った。北区のウォーキングコースなのになんでよ?
それは置いといて、都電荒川線沿線に着いた。
なかなか定着しない愛称路線がまたひとつここにある。「東京さくらトラム」だ。誰も使ってないんだよな~。
その理由のひとつが、沿線はバラのほうが有名だからだ。荒川区と、大塚駅あたりは特に名所だ。
東京ローズトラムだったら、もしかすると浸透していたかもわからんな。いやでもやっぱり「都電」って響きがいいんだよな。漢字2文字でTwitter向きでもあるし。
 
そしてご覧あれ。バラがちょうど見頃だったよ。

 
ただてきとーに咲いているわけではなく、沿線住民が世話をしているからこそ美しく咲き誇っているわけよ。バラを切って持っていかない民度の高さもあるかもね。大塚のほうはけっこう切られちゃうんだよな。
 
都電おもいで広場。コロナ禍も一段落したため、閉鎖が解除されていた。
場内ではお子さんたちがヾ(*´∀`*)ノキャッキャ♪遊んでいた。「おっぱい!」と叫ぶ幼女がいた。何があったのだろうな。
 
そんな中、顔出しパネル(立体)が設置されていた。
 
「ありがとう40形」っていきなり言われて分かる人は都営ガチ勢だろう。
流石に儂も「UENO ZOO」の文字がなければ、廃止になってしまった上野動物園の懸垂式モノレールだと気づかなかった。
 
旧車も展示されている。中は観光案内パネルがあったと思ったが、人がいたので入るのは避けた。まだまだ密は避けたい時代。
 
PCCカー(上の写真の左側)車内も新たに色々展示物が増えていた。
降車ボタンは押し放題。っても車内に響くのでほどほどに。
 
ヘッドマークやら何やら展示物もいろいろ。
16時閉館10分前だったため、ざっと眺めて去るほかなかった。また今度ゆっくり来よう。
 
隣は荒川車庫。
おお、いい感じに並んでいるなー。たまたまかな? 一瞬そう思ったが、8500の前にコーンが立っているところから、どうやら撮影のために見栄えするように車両を配置しているようだ。
こういう粋なことすんのね。そりゃ撮りましたわ。
 
日も傾いてきた。しかし全行程の半分しか進んでいない。足早に都電を離れ、今度は尾久車両センターに。
尾久に行けば今でも185に会うことができるんだ。乗ることはもうできないけど・・。これどうすんのかね。JR西のWE銀河みたいな車両に魔改造しようとか考えてるのかねどうぞぜひ。
 
こちらは尾久車両センターのすみっこを跨ぐ、上中里さわやか橋から。
 
このさわやか橋、隣には踏切がある。
王子~尾久の東北中電しか走らない区間なので、開かずの踏切になることはまず無い。にもかかわらずエレベーターでのみ昇降できる跨線橋を作った意図がよくわからない。お年寄りは歩行速度が遅いので、取り残されてグモらないようにということなのかね?
尾久車両センターを俯瞰できる展望室という目的もあったのかな。撮り鉄が密集することもあるのだろう。今日は親子連れが3組いて、走り抜ける東北線を眺めて興奮していた。
 
さらに新幹線の下をくぐり、よくわからない草ぼうぼうの路線、貨物線(湘南新宿ライン)、京浜東北線を越える歩道橋を渡る。
電車が来たときの写真でも撮ろうと思った。待ってるときはなかなか来ないものである。やっとE電が来た。
 
飛鳥山のふもとの「飛鳥の小径」を歩く。梅雨の頃は紫陽花が咲き、観光名所にもなっている通りだ。この時間になると誰もいないや。
 
王子駅近く。
ここにはかつて「さくら新道」という、アングラ感あふれる薄暗い飲み屋街(建物が古いだけで怪しくはない)があった。10年前に火災があり、古き良き木造建造物は丸焼けになってしまった。立て直すこともできず取り壊され、ごらんのように更地になってしまった。
王子の隠れた名所だっただけに残念だ。
 
飛鳥山を登るモノレール(実際は斜行エレベーターなんだけど)。車両はアスカルゴという愛称があり、その名の通り歩行より遅い速度でじわじわと移動する。行列ができるほどの人気スポットだ。なにしろ無料だしね。
あすかパークレールって愛称が付いたのね。日も暮れたし営業終了していた。
 
王子駅。ゴール!
 
北区も歩けばいろいろあるもんよ(一部は荒川区だったけどな)。
このコースはお気に入り。もっと頑張れば王子駅から家まで歩きもしたのだけれど、日が暮れちゃったしね。仕方ないね。