「それ、やったの俺じゃないよね?
過去に起こったことでしょ?俺にぶつけないでくれる?」
大学生のときお付き合いした彼に、時々言われた言葉。
私たちは誰でも『過去からの癒していない傷』という荷物を抱えている。
私の場合、それは
「私は捨てられる」
この彼は私に一途だった。
一緒に住んだし、結婚してもいいかもと親にも話したことがある。
彼のお母さんはベトナム人であんまり英語が話せなかったけど、大食いの私をかわいがってくれた。
私の猫の「パパになりたい」と、自ら「パパだよ~!」と言っていた。
彼が思いつく限りの方法で私に「愛してるよ!」って日々伝えてくれた。
でもいつかこの人も浮気するのかも。
どっか行っちゃうのかも。
わたしに飽きてしまうかも。
私は不安でしかたなかった。
結局そんな私に疲れた彼から別れを切り出されたときは
「ほらね!」と思った。
私が知らなかったのは、
自分で自分を見捨てていたということと、
不安になったとき、過去からの残像にとらわれていた、ということ。
「こんな私とは一緒にいたくないよね」そう思うたび、
私は自分にあんたとはいたくない。と言っていた。
「わたしに何もないから捨てられるんだ。」
自分に空っぽな役立たずと言っていた。
「ずっと一人でいる運命」と自分に呪いをかけていた。
それはぜーんぶ
「自分はダメだ」
「自分は愛されるはずがない」
という自分への思い込みをもとにした私なりの解釈にすぎなかった。
こんな言葉を自分にかけている限り、
どんなに優しい人とお付き合いしたって結果は同じ。
違う結果がほしいなら変える必要があるのは相手でも駆け引きの仕方でも、
捨てられないための対策でもない。
自分を見捨てたのは人ではなく私。
そして
自分を見捨てることをやめない限り、何も変わらない。
人間関係はいつかは終わる。
愛する人が旅立つたびに「私は捨てられた」と恨むのか。
それとも「たくさんの愛をありがとう」と感謝の気持ちで送り出すのか。
私たちには選択することができる。
「お前なんてなんの価値もない」と自分を見限るか
「精一杯頑張ったね!私はあなたの味方だよ!どこにもいかないよ!いつも一緒だからね!」と自分の一番の味方であり親友であり続けるのか。
私は選択した。
そしてこんな言葉をかけ続けた。
- 自分以外の人は誰も私を見捨てることはできない。私は何があっても自分の味方。宇宙は私を愛しいたわってくれる。
- 人は来ては去っていくけど、私はどんなときも自分を愛し支えます。
- 私は自分の一番の味方で親友です。
- 過去におこったことはもうなんの力もありません。今私が考える思考がこれからの人生をかたち創ります。
- 過去に起こったことを手放します。私は許し、今日自由になります。
- あの人との関係はもう終わりました。癒しを今受け取り、手放します。
傷ついた心って心が開いているということ。
その開いたところに塩をぬりこんで痛めつけている人がなんておおいことか!
私は優しさと愛という種をそこに植えてきれいな花を咲かせたい。
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