みなさんこんにちは。
お越しいただきありがとうございます。

 

全ての物が万能だったら、
何かを理解しようとしたり
考えたり悩んだりする必要はないけれど、

 

メリットもデメリットも両方存在することを

理解することが大切だよね

 

と思っています。

 

特に体に関するもので、

これは良く効きますよ!

と言われたりすると、

 

人はその良いことばかりに目がいってしまいがち。

良い所がある、

それはもちろん嬉しいのですが、


その逆はないのかな?


という疑問が出てくることって、
とても大切ではないかと思うからです。

先日の投稿で、
母が難病に罹患していることを綴りました。
巨細胞性動脈炎という国の指定難病です。

 


そのために、
「アクテムラ」という皮下注射を

定期的に射っています。

 

私がねチョキ

 


(上の写真は使用開始時に撮影)


この薬は新型コロナウィルス感染症の治療の

ひとつとして一時期話題にもなった薬です。


母は数年間ステロイドで治療をしていましたが、
副作用にはずっと悩んでいました。

 

そのため、

ステロイドの副作用に悩まなくていい薬がある、

と聞いた時には母は本当に喜びましたチューリップ赤

引っ越しをしたこともあり、
病院も主治医も変わって、


『この「アクテムラ」という薬を使い、

ステロイドを徐々に減らしていきますよ』

 

と説明を受けたのですが、
薬を変更するにあたっては気になることもありました。

この薬を使用していると、
体のどこかで炎症が起きていても、
血液検査で炎症反応が現れなくなってしまう、

という内容があったからです。

合併症もあり得る病気なので、
炎症反応が出ないというのは、

大きな「デメリット」です。

血液検査の炎症反応は、
CRPと表記されているので、
お手元に検査結果がある方は見てみてください。



 

ウィルスや細菌に感染したり、
体の組織、細胞が壊れてしまっていると、
数値が上昇します。

これは体のどこかで炎症が起きていることなので、
どこで炎症が起きているかは特定できないのですが、
炎症反応がある訳なので、
そこから別の血液検査や画像診断など、
精密な検査へと進むことができます。

炎症反応と血液検査で、
体が何かを訴えているかを確認できるはずなのに、
使用する薬によって炎症反応が現れなくなると、
本当はどこかで異変が起きているはずなのに、
そこに到達することが、
とても難しくなってしまいます。

それこそ、
普段の体調をしっかり管理していないと、
見逃してしてしまう事があるかもしれません。

世に出てくる新しい物はたくさんあって、
これいいね、
と感じるととても嬉しい気持ちになります。

体調を良くする、

QOLを上げるためにも、

良いものを取り入れるのは大賛成です。


ただ私たちの生活の中に登場してくる

これいいね!

な物たちは、

本当にメリットだけなのかなと、

理解する力・考える力

を身につけないといけないなと感じています。

 

当サロンは只今都合により休業しております。
お客さまには大変ご迷惑をおかけしておりますこと、 お詫び申し上げます。