今年もケイタリング業を夏にしております。
レッスンが少ない夏にしかお受けできないのが申し訳ないです。
私のケイタリングは嚥下障害を持っている方や、病気療養している方の食事のケイタリングです。
フルオーダーメードなので時間も手間もかかるのですが
実はとても自分のための勉強になります。
日頃料理を作っていると、やはり「食べてくれないと悲しい」ってことになります。
残されたり、手をつけてもらえないとやはり悲しいのは思い入れがある分そうだろうな。
すっごくそれはわかる(私も経験あるし)。
仕事して引き受けるのに当たって去年からお受けして心がけたのは、
やはり食べる方優先で、作らないといけないなということ。
熱意と押し付けは違うかな。
嚥下障害も病気も食欲がわかないのはご本人の責任ではないですね。
なのでその方に腹を立てても仕方ない。
食卓の前に座っていただけるだけで作り手としては感謝しています!
体調だって気分だってあるしね。
ただ、私はあくまで仕事。ご家族ではなく、他人なので冷静になれます。
食べたいものをつまんでくださいって今年も数種類作ってお渡ししました。
あくまで作る人優先ではなく、食べる人優先だと料理は思います。
特に病気療養中の食事では心がけています。
ケイタリングは料理だけではなくテーブルセットも持っていきます。
テーブルコーディネイトの仕事を続けてきましたが、私のテーブルコーディネイトはおもてなしではなく
やはり日常の食生活を楽しくするための実用的なものでありたい。
こういう時にそれを発揮しなくてどうするの!と思い、
クロスやカトラリー、お皿に至るまで持ち込んでいます。
夏限定で台車が欲しくなる笑。
先週はトマトでしっかり旨味を抽出し冷静のトマトポタージュをお持ちしました。
気分で暖めても美味しいのです。
ちょっと食べてみようかなと思えるように
メニュー表にイベリコ豚のサラミと書きたいがために笑、イベリコ豚のサラミをトッピングに使いました。
和食同様、音で食欲をわかせる戦法です。