モダンな食器も、洋食器も大好きです。
なのですが、和食器で、とても感動的だったものがございますのでご紹介させてください。
とある、私の修業先の以前のお写真。
こちらの掛け軸だったり、食器だったり、花器であったり、
何百年と受け継がれたものばかりでいつも緊張。
秋ということで、お椀に菊の葉が描かれているものを使用します。
こちらのお椀はどういうものなのか伺っていませんでしたが、
蓋に「菊の絵」ではなく、「菊の葉」を描いているなんて珍しいなあと思っておりましたら。
なんと。
お客様が召し上がろうと蓋をあけると‥‥
蓋の裏に菊の花々が‥‥。
この蓋をあけて拝見したときのドキドキ感。
覚えています。
なんて素敵なのでしょう~~。
感動して、しばしじっと拝見してしまいました。
ああ、素敵すぎる。
表ではなく、裏に描くとは。
お料理をいただこうと蓋をあけたときの喜びと驚きが数倍になります。
個人宅で季節に応じてお椀を変えるというのは無理な話でしょうから、
なにか同じような驚きと喜びが起きるような趣向ができないものかと
考えてしまいました。
あまりにも感動しましたので、ちょっとだけご紹介でした♪