こんにちは❤︎
女性の健康をサポートする
東京&イギリスの美容整体師
八賀(はちが)です。
最近ご質問をいただくことが増えてきた、更年期障害について。
少しまとめてみました。
更年期障害の発症する時期
更年期障害は通常、女性が閉経する前後に発症します。
閉経の平均年齢は約51歳ですが、更年期症状は40代後半から50代前半にかけて出現することが多いです。一部の女性では、40代前半や50代後半に発症することもあります。
更年期障害のよくある症状
更年期障害の症状は多岐にわたり、個々の女性によって異なります。主な症状は以下の通りです。
1. 血管運動症状
- ホットフラッシュ(ほてり):急に体が熱くなり、顔や首が赤くなる。
- 発汗:特に夜間に起こることが多く、寝汗として現れることもある。
2. 精神・心理的症状
- 気分の変動:イライラや憂鬱感が増える。
- 不安感:突然の不安やパニックを感じることがある。
- 集中力の低下:集中力や記憶力が低下する。
3. 睡眠障害
- 入眠困難:寝付きにくくなる。
- 途中覚醒:夜中に何度も目が覚める。
- 早朝覚醒:早朝に目が覚めてしまい、その後眠れない。
4. 身体的症状
- 関節痛や筋肉痛:特に手足の関節に痛みを感じることが多い。
- 頭痛:頻繁に頭痛が発生する。
- 疲労感:日常的に疲れを感じやすくなる。
5. 泌尿生殖器症状
- 膣の乾燥:膣の粘膜が薄くなり、乾燥やかゆみが生じる。
- 性交痛:性行為時に痛みを感じる。
- 頻尿や尿失禁:尿意を感じやすくなったり、尿漏れが起こりやすくなる。
6. 骨密度の低下
- 骨粗鬆症:エストロゲンの減少により骨密度が低下し、骨折のリスクが増加する。
7. 代謝変化
- 体重増加:特に腹部に脂肪がつきやすくなる。
- コレステロールの変動:悪玉コレステロール(LDL)が増加し、心血管疾患のリスクが高まる。
まとめ
更年期障害は女性が閉経する前後に多く見られる症状であり、身体的・精神的な多様な症状が現れることがあります。これらの症状は日常生活に大きな影響を与えることがあるため、適切な対策や治療が重要です。特にホルモン補完療法(HRT)などの治療法は、症状の緩和に有効です。
ホルモン補完療法(HRT)について
ホルモン補完療法(HRT)は、閉経に伴うホルモンの減少を補うためにエストロゲンやプロゲステロンを補充する治療法です。以下にHRTの詳細を説明します。
HRTの種類
1. エストロゲン単独療法(ET):
- 子宮を摘出した女性に対して使用される。
- エストロゲンのみを補充することで、更年期症状の軽減に効果がある。
2. エストロゲン・プロゲステロン併用療法(EPT):
- 子宮がある女性に対して使用される。
- エストロゲンの補充とともにプロゲステロンを追加し、エストロゲン単独療法による子宮内膜増殖症のリスクを低減する。
HRTの効果
ホットフラッシュの軽減:エストロゲン補充により、ほてりや発汗を軽減。
膣の健康改善:膣の乾燥や不快感を軽減し、性行為時の痛みを軽減。
骨密度の維持:骨粗鬆症のリスクを減少させ、骨折の予防。
気分の安定:気分の変動や抑うつ症状を軽減。
HRTの副作用とリスク
血栓症のリスク:エストロゲン補充により、静脈血栓症のリスクが増加する可能性がある。
乳がんのリスク:長期間のHRT使用により、乳がんのリスクが増加することが報告されている。
心血管疾患のリスク:特に高齢の女性において、HRTが心血管疾患のリスクを増加させる可能性がある。
HRTの方法
経口薬:最も一般的な形態。毎日または周期的に服用。
経皮パッチ:皮膚に貼ることでエストロゲンを吸収。
ゲル:皮膚に塗布することでエストロゲンを補充。
膣リング:膣内に挿入し、エストロゲンを局所的に供給。
HRTの適応と禁忌
適応:更年期症状が重度で、生活の質に大きな影響を与えている女性。
禁忌:乳がんや子宮内膜がんの既往、血栓症の既往、未治療の高血圧など。
HRT以外の対策
1. 生活習慣の改善:
- 規則正しい運動:骨密度の維持や気分の安定に寄与。
- 健康的な食事:カルシウムやビタミンDを多く含む食事が骨の健康に重要。
- 禁煙:喫煙は骨密度を低下させ、心血管疾患のリスクを増加させる。
- アルコールの節制:過度のアルコール摂取は骨密度を低下させる。
2. 心理的支援:
- カウンセリングやサポートグループ:更年期に伴う心理的なストレスを軽減するための支援。
3. 薬物療法:
- 非ホルモン系薬物:一部の抗うつ薬や抗けいれん薬はホットフラッシュの軽減に効果がある。
4. 整体等の施術
- 身体の不調緩和と合わせて心のケアの面でも、整体や鍼灸、アロママッサージなどの施術を受けられる方は多いです。
更年期について私が思うこと
私自身も今まさに、40代後半ということで、更年期真っ最中に当たる年齢ではあります。
なんとなく更年期障害もあるのかなと思う部分もありますが、それほど重くはありません。
(この数ヶ月で、特にお腹周りが痩せにくくなったなあと感じる程度でしょうか😅。)
個人的に皆様におすすめしたいことは、もしご自身のお母様がご健在であれば、お母様の閉経前後はどんなかんじだったのかを詳しく教えてもらうこと。これ、クライアント様にもおすすめしております。
食べ物や生活が異なるので、もちろん全く同じにはなりませんが、同じ遺伝子を持った自分の親が、どんな更年期を過ごしたのかを聞いておくことは結構参考になるかと。
閉経前後の体調がどんな感じだったか。不調は出たか?出たとしたらどんな不調で、重さは?閉経はどのように進んでいき何歳くらいでどのように終わったのか?などなど、結構詳しく聞いてみると良いかなと思います。
私は30代半ばくらいの頃に母とそんな話をしまして。
それが今すごく参考になっています。
うちの母の症状としては、発汗は多少はあったけれども、生活に支障がでるほどの不調ではなかったそうです。
ちょうど更年期の時期には、母、慣れないイギリス生活で悪戦苦闘していたそう。
「いっぱいいっぱいで更年期を感じるどころじゃなかったのよ。」とも言っておりました 笑
そんな話を母から聞いており、あまり心配せずに過ごしているので、心の安定もありあまり不調がないのかなと思ったりもしております。
あとは、結構早くに閉経が来たというのも以前から聞いていたので、私自身も色々心の準備ができてます。
なくなるのは女性として寂しい気もする反面、飛行機などの移動時やお仕事の際には生理は非常にめんどくさいので、そろそろなくなってくれてもいいんだけどな。なんて思いながら過ごしております次第です 笑
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