木材からグラファイトになるまで | アーテック工房のブログ

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先日まで、実験を踏まえてグラファイトの特性や構造についてご説明してきましたが、今回は木炭のグラファイトはどのようにしてつくられるのかをまとめてみました。


木炭の原料はもちろん木材ですが、この木材を高温(数百~千数百℃)にすることによって木材の成分であるセルロース等が分解されます。


一般的に、物質は燃焼によって酸素と結合し、主に二酸化炭素(CO2)と水(H2O)を出しますので、木材も同様に二酸化炭素や水を出します。


木材に多く含まれるセルロースは炭素(C)と酸素(O)と水素(H)でできているので、酸素や水素が空気中の酸素と結びついて出ていった結果、残った炭素同士は安定しようとして互いに結合するようになります。


すると、6員環(6角形)の平面構造を作りそれらが層状にπ結合で結びついてグラファイトとなるわけです。


バーベキューなどで熱源としてよく炭を使いますが、炭を熱しても煙を出さないのは、既に炭になる段階で煙の元となる成分を出しつくている為です。


前述の炭化温度によって炭の性質も変わるのですが、それはまた別の機会にて・・・。



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