同じ便箋をつかって手紙を書いているのに、

あるときは縦書きで書いている

あるときは横書きで書いている

 

どうしてだろう?

ただの気まぐれ?

 

しばし考えてみると

縦のとき、横のとき、

伝えたい内容に違いがあることに気がついた。

 

縦書きは

まるで天から雨つぶが落ちてくるように

頭通り過ぎて心に落ちる、腑で受け止める感じ。

理屈ぬきの話にふさわしい。

 

横書きは

まるで獲物を左から右へ目で追うように

数字を数える、情報を整理する、戦術を考える。

理詰めの話。見たままを記す話。情緒を切り離したい話にふさわしい。

 

小説は断然、縦で読みたい。

特に日本語の平仮名は、縦に流れるように出来ていて

縦書きにすることで、

喜怒哀楽を勢いよく流す、あるいは情景をゆるやかに流す、といった流れの強弱が可能なのだろう。

それゆえに揺さぶられるのだ。

 

横書きにすると途端に重力がかからなくなって、

私の心にやってくるスピードは常に一定になる。

逆に言えば、情報を淡々と理解しやすい。

 

これ、私だけかな?

 

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