神田駅そばの、さながらローカル中華「味坊」ラムの串焼きがおいしい。食べ終わったあとでごめんなさい。


「五十肩になってしまいまして・・・」

「左手が挙がらなくなってしまったんです。」

「挙げようとすると痛いんです。」

 

肩周りの相談を受けることは少なくない。

 

肩甲骨というのは

他のどの骨とも明確に接続しておらず

浮いたような構造になっていて、

“ザ・さすらいの自由人” である。

 

だからこそ

イザ鎌倉よろしく高い機動力、

そして大きな自由を有しており

野球のピッチャーのフォームのとおり

より大きく、素早く動かすことができるのだ。

 

自由は一方で

その不安定さゆえに

バランスを失いやすい、ということでもある。

 

主(あるじ)がアッチといえばヘイ

主がコッチといえばホイ

主の生活習慣(姿勢のかたより)に従って偏りが生じやすい。

 

ご主人様すら自覚がないうちに

偏った使い方が蔓延し

偏りを引き受けた一部が炎症を起こして悲鳴をあげて

またはサボりすぎた部位が硬くなって血流が滞り

「痛くて腕が上がらない」と相成る。

 

そんなとき

(重傷でないことが条件だが)

シンプルにその偏りを戻すと改善することは多い。

 

肩甲骨まわりはたくさんの筋肉がついている。

 

背中の肩甲骨を触ってみよう

でっぱりの上の棘上筋

でっぱりの下の棘下筋

上腕と肩甲骨をつなぐ小円筋

肩甲骨の裏側にべったりとついた肩甲下筋

これらをまとめてローテーターカフという。

 

ローテーターカフは

肩甲骨を安定に保つとともに

腕を回す動きを裏から支えている。

 

腕を上げる動作で痛みを訴える人の多くは

そもそもこのローテータカフチームが仕事をさぼっている場合もある。

あるいは

僧帽筋上部繊維や肩甲挙筋(肩の上側)の緊張が強く

相対的に肩甲下筋がとくにサボりがちの場合もある。

 

偏りは常態化すると当事者が自覚するのが難しい。

 

生きとし生けるものは

偏りがあるからこそ

永遠に変化が生じるが、

ある一定の偏りが続き

“極端”において動きが鈍くなれば

生命体としては弱くなっていく。

 

肩の動きに限らないことだが

 

いつでも右に行ける

いつでも左に行ける

その柔軟性を保つために。

 

普段から務めて動くこと、

併せて

自分が居場所を変えることも含め

新しい他者の視点をいただきながら

適度にリフレッシュしながら生きたい。

 

***今日の健康***

さっと肩回しをしてみましょう!

腕まわし(=腕の意識が強い)になっていませんか?

あるいは、肩がすくむような動作で回していませんか?

肩甲骨の下のほうを意識して回すと安定します。

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