休職から８ヶ月後、最初の手術から
３ヶ月後に仕事復帰しました。
シリコンに入れ替える手術とその後の
再手術は入院したので休みましたが、
術後の抗がん剤治療(分子標的薬の投与)や
生理食塩水の注入は仕事をしながら
行いました。
仕事に関しては、復帰してすぐ移動に
なりました。
休んでいる間に入った人が
そのまま残ることになり、
その現場は定員オーバーだったためです。
クビにならないだけよしとしようと思い、
その後自己都合で退職するまで、
２年間頑張りました。
そして最後まで手を焼いたのが
髪の毛です。
生えてくる髪が天然パーマになるため、
切りながら徐々に整えていくのですが、
伸びきるまでの1年半くらいはウィッグが
必要でした。
術後は切除した側の腕は感染予防のため
一生注射ができず、
片腕でずっと点滴をしていたため、
やり過ぎで血管が弱くなったり逃げたり
してしまい、
注射の際に刺せる血管がほとんど無くなり
ました。
これ以上大病をすると、足などから
注射しないといけなくなるそうです。
そして莫大な治療費が
かかります。
ざっと計算しても、
抗ガン剤が１回約4万円×８回×14回＋手術代
＋入院費＋検査代など、とにかくお金が
かかります。
車が買えるくらいです。
なので、治療をやめる人がいるのも
よく分かります。
自分でもよくやってこれたなと思います。
ガンに限らず、大病をすれば痛みなどの
身体的な苦痛に加え、とにかくお金が
かかります。
得るものもありますが、失うものもあると
思います。
だから、何より健康が大切なのです。
健康診断を受ければ早期に発見できるかも
しれませんが、一度病気になってしまうと
何らかの苦痛を伴う治療を行わなくては
なりません。
だから健康診断に頼ることなく、
病気になる前に未然に防ぐ
ための身体作りが大切
なのです。
長きにわたり私の体験記を
書いてきましたが、
こういう患者もいたんだという
一つの例として、
皆様のお役に立てれば幸いです。
本人の予想を越えて長く続いて
しまいましたが、
最後まで読んで下さり、
ありがとうございました
.:*:｡∞｡:*:. 今日も素晴らしい１日を .:*:｡∞｡:*:.
