【自己実現】心理学で見る成長5段階と魂の器

今回は理想の自分になるための過程を、心理学の観点からご紹介させて頂きます。

「マズローの欲求五段階説」は良く知られていますが、実は自己実現のさらに高次欲求が存在します。そしてそこには魂の器が関係してきます。

 

 

人それぞれ生まれてきたことの意味があります。この世で何を成すのか、生きている内に何を遺すのか、これは人によってさまざまです。ここで、基準として心理学でよく言われる「マズローの欲求5段階説」について触れたいと思います。

 

ご存知の通り、マズローの欲求5段階説はピラミッド状の構造になっており、最も底辺にあるのが食欲や睡眠欲などの「生理的欲求」。そしてその上に乗っかっているのが、平和な社会生活、安定した雇用保証といった「安全欲求」、さらにその上には家族や友人、恋人などとの繋がりである「社会的欲求」。そして、その上には他者からの尊敬や評価といった「承認欲求」があり、再頂点に「自己実現欲求」という自分の理想的成長や実現が位置します。

 

この構造によると下層の欲求ほど行動や選択に強く影響し、より下層の欲求が満たされることで高次の欲求を求めるようになるとされています。ただ、この5段階の欲求とは別次元にある欲求はあまり知られていません。それが、「自己超越欲求」です。この欲求は、誰かのため社会のために貢献したいという欲求です。

 

これまでの5つの欲求は「欠乏欲求」であり、満たされなければ次のステージに進めないというものでした。しかし、この自己超越欲求は「成長欲求」であり、自分の「器」を規定する欲求であると私は考えます。つまりは、他の5つの欲求が満たされなくても、自分自身を越えていきたいという人間誰もが持つ人格的成長を志向する意欲と捉えます。そのため、自己超越欲求という視点を持っていれば、各構造内の欲求を飛び越えて精神的充足を得られるのです。

 

人生における自分の使命とは、すなわち生きるための理由です。この中に自己超越欲求を組み入れることで、より立体的で色鮮やかな生きる意味が見えてくるはずです。

 

なお、占心行動学における「自己実現」とは、このマズローの最上段にある「自己実現欲求」とは異なっています。いつでもどこからでも誰でも志向できる、自己超越欲求により近いものであると考えて下さい。何か前提条件が無ければ満たされないものではなく、あなた自身の心構えひとつで叶えられる「魂の充足」と捉えると……(続き↓)

 

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