【直感の正体】（洞察力×○○○）+積極的感受性
今回は「直感」がどのような要素から生まれるかについてお話させて頂きます。
直感は特殊な才能のように思われがちですが、実は誰しも備わっている資質であり磨いていくことができるものです。
チャンスを掴める人と掴めない人がいるのには、必ず理由があります。それは運・不運というよりも感性の問題に起因していることが多いと言えます。好機が訪れる、その直前には必ず何らかのシグナルがあるものです。そういったシグナルへの感受性（感度）が高い人ほど、チャンスをモノにできるのです。
心理学者マーク・ホーランド博士はその著書で、「偶然のような出来事が起こるのはその人に何かを感じさせようとしているからだ」と主張しています。全ての偶然に見えるチャンスには影響力があり、意味のある偶然にどのように反応し行動するかによって、機会を逃すかどうかが決まると結論づけました。
また、数学者のパーシ・ダイアコニスとフレドリック・モステラーは、偶然の出来事を一致させる方法を解明するための研究に取り組みました。その結果は、本当に影響力の高い偶然が起こる確率は、とても低いが起こりうるということでした。また、偶然とは、観察している人にしかわからないという点も強調しました。
この2つの知見によると、偶然とも言えるチャンスは「洞察力」と「行動力」により掴めるものだということがわかります。では、そのための感受性は何によるものなのでしょう。『ハーバード・ビジネス・レビュー』によると、自己肯定感の高い社員の生産性は、平均で31％、売上は37％、創造性は3倍高いということがわかったそうです。つまり、ありのままの自分をポジティブに受け入れる感覚が高い人はチャンスを掴みやすいということを意味します。
もしもあなたが偶然を必然の好機へと昇華させたいのなら、自分のありのままを受け入れ、洞察力を働かせ素早くアクションを起こせるように心がけましょう。そうすれば……（続き↓）
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