【不幸を力に】損失回避のエネルギーを運に乗せる

今回は損失回避の人間心理が、運を掴むきっかけになることについてお話させて頂きます。人は得をしたい気持ちよりも、損をしたくない気持ちの方が強烈であるとされます。そのため、そのエネルギーを転換させれば運に乗ることができるのです。

 

 

人は何のために生きているのかというと、それは幸せになるためという答えが返ってくると思います。しかし、幸せと言ってもその中身はさまざまで、何が幸せなのかという定義は曖昧模糊としたものです。同じく、不幸というものも主観的なものなので、何をもって不幸とするかは人それぞれです。ただ、幸せや不幸は確かに誰もが感じ取ることができるものであると言えます。

 

では、幸せになりたいというエネルギーと不幸になりたくないというエネルギーはどちらが強いでしょうか。実は、人は不幸になりたくないというエネルギーのほうが断然強いのです。これは行動心理学的にも証明されていることであり、「損失回避性の法則」と言われています。

 

損失回避性とは「得をするより損をしたくない」という心理傾向のことです。実際に想像してみても、新しい幸せを得るために挑戦するよりも、今ある幸せを守りたいという気持ちのほうが強いと感じますよね。また、幸せを知ってしまうことで失うことへの恐れを抱いてしまう場合もあります。それほど、幸せを失うことや不幸になるというのはストレスだと言えるのです。

 

ただ、この心理傾向は大きなエネルギーを生むことにも繋がります。たとえば占いで、「これから先の未来に幸せがやってくる」と言われたとき、多くの人はワクワクしますよね。これはやってくる幸運を享受しようという受動的エネルギーだと言えます。一方で、「これからあなたには災難が訪れます」と言われたらどうでしょう。必死になってそれを回避しようとするはずです。これは自分の力で何とかしようという能動的エネルギーです。

 

このように人の心を揺さぶり突き動かすのは、不運を跳ね返そうという能動的エネルギーです。もしも占いで悪い結果が出たとしても、それはあなたにとって自力で回避する方向へと変換することで……(続き↓)

 

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