【泥沼】占いにハマるカラクリを心理学から解明
今日は占いがなぜ当たるのか、そしてどうしてハマりやすいのかを心理学の観点からご紹介させて頂きます。
その理由は大別すると3つ。勘違い・実現可能性・嗜好の偏りが無意識になされることによるものです。
占い師は相手のことを見通して誰も知らない自分だけのことを当て、悩みの解決に助力することが仕事です。しかし、なぜ占いが当たるのでしょう。正しくは「当たったように感じる」という方がしっくりくるかもしれません。
実は、占いが当たったかのように感じる理由として、心理学の世界においては「バーナム効果」というものが挙げられます。これは、誰にでも当てはまりそうな性格などの特徴を言われた人が、自分にズバリ当てはまっていると勘違いしてしまう現象で、人が占いにハマってしまう理由などを研究していた心理学者のバートラム・フォアの名前から「フォアラー効果」とも呼ばれます。
また、占いの結果が良かった場合など、自分自身がその良い結果を実現しようと努力をする方向へと進んでいくため、結果的に良い未来が実現される可能性が高まると言えます。そして、良い結果が訪れた場合に「占いが当たった!」と感じるようになります。これを「予言効果」と言い、たとえ根拠のない予言や思い込みでも、人々がその予言を信じて行動することで、結果的にその通りの現実がつくられる現象のことを指します。
さらに、「確証バイアス」によるものとも言えます。これは「認知バイアス」の一種で、バイアスとは、「偏り」と表現されることもあります。確証バイアスとは、自分にとって都合の良い情報だけを無意識的に集める一方で、不都合な情報を無視したり集めようとしない傾向のことを指します。
このように、人が占いを信じる心理的傾向はさまざまあります。しかし、それでも占いが当たることのその裏側には、暦や星の動きなど天然自然の理を学問として学び、経験則と統計学に基づいた「占術」を提供するところにあります。占い師が占い師として鑑定をするためには、人間の英知の集約となる「よるべ」が必要なのです。
では、なぜ占い師によって鑑定内容が異なるのでしょう。それは、その人の学んだ占術の種類や占い師としての姿勢、そして経験値や感性が関わってくるためです。たくさんの人の人生を見てきた占い師は、霊感や霊視とは異なる「第六感」や「インスピレーション」が発達してきます。これを活かすことこそが、占い師としての腕の見せ所であり力量とも言えるのかもしれません。ある意味、占いは……(続き↓)
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