【主人公】あなたらしさが人生の主役を生きること

今回は人生の主人公についてお話させて頂きます。

主人公と聞くと、映画やドラマにおけるメインの配役を想像するかもしれません。しかし、仏教においてはあなた自身こそがあなたらしく生きることを主人公と言います。

占いをして欲しいという人の中には、「彼が自分のことをどう思っているか」や「上司が自分に嫌がらせをしていないか」など、自分のことではなく誰か相手のことを知りたいというケースがあります。確かに、自分以外の相手の心を知ることができれば、いかに素晴らしいことでしょう。

しかし、相手の思いや考えを知ることに、どのような意味があるのかを考えなくてはなりません。人間関係の本質として、自分と未来は変えることができるのに対し、他人と過去は変えることができません。いかに相手の気持ちがわかろうと、相手を変えることはできないのです。

むしろ、相手のことがなまじ分かってしまうと、そこに悩みや苦しみが生じてしまいます。「彼に他に好きな相手がいたとしたら」、「上司から自分が全く評価されていなかったとしたら」。もしもこういった相手の心が見えてしまったとしたら、きっとあなたは冷静ではいられないはずです。

他人のことを占ったところであなたの人生は変わらず、他人の思惑を知っても何も変えようがありません。占いの正しい活用法は、自分を知り未来を形づくるところにあります。そして、そのための現状を認識し、今何をすべきかを決定づけるのです。

他人の思惑や自分ではどうしようもない環境を変えることに心を奪われるのは勿体ないものだと言えます。だからこそ、占いの主人公は「あなた自身」であり、主語は「自分」なのです。占いとの向き合い方をしっかり持っておくことで……（続き↓）

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