知性、お金、愛情、権力 ……最後に勝つのは「健康」な人

 



 

人には欲というものがあります。その欲自体は悪いことではなく、人生におけるモチベーションになったりもします。欲の種類はさまざまで、知恵への探求心や経済力、愛情や権力など実にさまざま。たいていは自分に最もコンプレックスを感じているものを、志向する傾向があると言えます。

 

そして、さまざまな欲を満たしたとしても、また新しい欲が湧いてきます。ある程度のところで満足するのは難しく、より高度な欲を追い求めていくでしょう。そんな中で一番最後に勝つのはどのような要素を持った人でしょう。

 

それは「健康」な人です。健康はすべての欲を叶えていくための土台であり、どんなに素晴らしい才能を持っていても、目覚ましい成果を上げても、この健康という要素を持っていなければ活かしきれないのです。

 

占いにおける姓名判断の分野には「三才の配置(五行三才)」というものがあります。具体的な話はここでは置いておきますが、これは名前の文字と文字のバランスを意味するもので、この三才の配置が悪いと健康に響きと悪循環をきたしてしまいます。たとえ、名前の画数が最高であったとしても、それを活かしきることができないのです。これは陰陽五行説に由来しており、陰と陽のバランスが悪い、つまり健康運が良くなければ運を活かせないことを表しています。

 

このことからも、どんなにお金持ちやモテキャラや権力者でも、最後には健康な人には敵わないのです。また、健康であるということはひとつの才能です。適度な運動と食事をできている、「足ることを知る」生き方ができているとも言えるのです。そのため、欲の叶え方も極端ではなく運に振り回されないのかもしれません。