実は先々月8月初めに、親しんだ祖父が他界して二ヶ月となります。92歳の大往生でした。四九日を過ぎてしばらく経ちようやく心を取り戻した今日この頃です。当日はごく一部以外、誰にも知らせず帰郷し密やかに和尚として葬儀を終えました。

社交的で経営手腕をふるい人望厚かった亡き祖母が"太陽"であるとすれば、いつも日陰でひっそりと笑みをたたえていた祖父は"月"のような方であったと思い出します。寂しい。







この度『占心行動学』という学問を世に出した背景として祖父のことが非常に大きく、先行く方からの後押しもあり形とさせて頂いた次第です。まずは自分を生み育んでくれた故郷から恩を返しに参りたいと考え、南九州にて10日間の講演を催す段となりました。

鹿児島へ戻るのは実に4年ぶりであり開催する上での不安もあったのですが、多くの協賛さまと媒体の支援を得て形となりました。感謝の念を耐えません。

また住職を務める、祖母の名を冠した秀心寺(ほずみでら)の礼拝堂建立も着々と進めております。今回のことを一つの契機として齢40、男として自分の生き方に杭を打つと決心し、登壇させて頂こうと思います。