私の経験上での話ですが、統合失調症や躁鬱などを含むメンタルヘルスに問題があると診断される人たちの中には、波動の高い、古い魂の人たちもいらっしゃいます。
脳など肉体に問題があったり、地にいるのに天と繋がりっぱなしの人なども中にはいらっしゃるでしょう。
それでもハートは完全なのです
私がまだプロとしてはリーディングなどはしていなかった頃、サンタモニカのオーラショップでサイキック能力開発の1日クラスを取ったことがあります。ビギナーもOKだったからです。
蓋を開けるとビギナーは少なく、リーディングやヒーリングなどをすでにしている人も少なくありませんでした
インストラクターはイギリス出身のサイキックの女性で、ハリウッドで芸能人にもリーディングしていたと記憶しています。はっきり覚えていませんが、2005,6年だったかもしれません。
印象的なことがいくつかあります。誘導瞑想の時にはじめて自分がエンジェルの羽のようなものに包まれている体感をしたことが一つ。
もう一つはハリウッド俳優のリー・トンプソンくん(Lee Thompson Young)がクラスにいて、最初にリーディングの練習に組まされたことです
ディズニーチャンネルなど子役でデビューしていた人らしく、私は全然知らなかったのですが、クラスの人たちが気づいて本人もそうだといっていました。
その頃の私は「人に迷惑をかけるのは良くないこと」という思込みが強く、これが裏目にでたのです。まずはリーくんが私をリーディングしてくれました。
「シンボルで、レインボーや白いハト、そして後ろにはピンク紫のエンジェルというかエンジェルの羽が見えるよ、、、、」などスラスラ出てくることを教えてくれたのです
次は私がリーくんをリーディングする番。
彼の目を見た時に吸い込まれそうになりました。なんて美しい純粋な魂なんだろう。古い魂に感じると思ったことは自分の印象なのでいいませんでした。
ここで私のエゴが「自分も役に立たなくちゃだめだよ。できないなんて申し訳ないでしょーーー」といったプレッシャーをかけてくるのです。
こんな低い意識では私は相手に繋がれません。
“私にできるわけないじゃん”と思考ばかり働いて何も言えないでいると、インストラクターがきてくれて、
「落ち着いて、彼と繋がって、何を感じますか?」
すると、私のハートがズドンとした体感とあたたかい感情がして、びっくりして、私は、
「(胸に手を当てて) ハートが、、、ハートにエネルギーを感じて、あたたかいというか、大きいというか、、、」
そのようなことを言うと、リーくんは優しく微笑んでくれていて、
インストラクターは「そう、そう、それでいいのよ、、、」とスラスラ何か出てこなくても、そうやって繋がって感じとることが大切だということを教えてくれたのです
この1日だけの出会いでしたが、リーくんは私の胸に深く残っていて、最近急に思い出したら、彼の命日付近の日だと気づきました。
2013年8月19日にリーくんは29歳という若さで天国に旅立ちました。銃を使っての自死でした。
『リゾーリ&アイルズ ヒロインたちの捜査線』の撮影に現れず、自宅で亡くなられていたそうです。
10代後半で躁鬱と診断され、薬や治療は受けられていたそうです。
主人がエグゼクティブMBAを取ったUSC(University of Southern California) でリーくんは映画、映像を専攻し、優秀な成績で卒業されていました。小さいころから、パフォーマンス、詩やアートなどが得意だったようです。
サイキック能力開発のワークショップに参加していたリーくんは、きっと魂の目的など、スピリチュアルな探求もされていたのでしょう。
リーくんに出会った多くの人が彼のハートに魅了され、才能あふれる純粋で愛のある魂と触れ合い、それぞれのハートの中で生きていることと思います
リーくんのご家族は、“Lee Thompson Young Foundation”という財団法人を立ち上げられました。
使命としては「精神疾患を患う人への汚名を消し、彼らの生活を改善する」ことに焦点を当てているそうです。
リーくんが生きていた時に彼のことを書いた古い記事↓
リーくんが出演していたドラマで彼が事故死したという設定のシーンなどがまとめられています。
リーくんのお母様とお姉さまがリーくんは精神疾患がありながらも多くのことを達成されたことに関してお話されています。