魂のホーム中間生で魂の契約を知る | オーラから教えてもらえること

オーラから教えてもらえること

ハイヤーセルフ・愛の意識に繋がりベストな人生にシフトすることをサポート。スピリチュアルカウンセラー、オーラリーディング、ヒーリング、ミディアムシップなどの対面/遠隔セッション。ロサンゼルス在住、日本出張セッション

生まれる前に決めてきた魂の契約を現世でどのように経験するかは自由です。例えば「ゆるし」を学ぶために生まれてきた魂は、どの道を通っても「ゆるし」にかかわる経験をしていくものです。

 

今回は9年前に書いたブログをやや短く編集することにしました。何度読んでも、新しい発見があると思ったからです。

マイケルニュートン博士の『Memories of the Afterlife: Life-Between-Lives Stories of Personal Transformationmemories of the after life』からチャプター8(A Shattered Heart)を意訳させていただきます。今回の内容は、恋愛関係の契約を思い出すお話です。

LBL(中間生)ファシリテーターはトリッシュで、サマンサはトリッシュのクライアントです。

 

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クライアントのサマンサが私のオフィスに入ってきた時、彼女が抱えている問題がどれだけ大きいかを感じました。セッション用の椅子に腰を掛けると、サマンサはすぐに涙ぐみ、「あなたが最後の望みなの」と私につぶやいたのです。

サマンサ: ごめんなさい。感情的になってしまって。人生がめちゃくちゃになってしまったんです。今までの私はこんなんじゃなかったんですよ。もっと強いはずなのに、、、どうしてこうなったか理由を知りたいんです。

3年前までは、一人でアパートに暮らし、満足の行く生活を送っていたんです。エネルギーワーカーとして、仕事も繁栄していました。クライアントにも信頼され、口コミで広がっていたんです。ガイド(守護霊)ともしっかりと繋がっていました。それもあって、私のヒーリングワークはパワフルなものとなっていました。恋愛に関しては、あまりにもご無沙汰で、友達がデートをセットアップしてくれたので、地元のカフェでデートをすることになりました。

紹介された男性に近寄ると、私のガイドの一人が 「この人と一緒にいなさい」 といったのです。

 

私は心の中でガイドにいったのです。

 

「冗談でしょ!まったくタイプじゃない人よ。背も高くないし、日に焼けた健康的な肌でもないし、自信を持ってひっぱっていってくれるようにも見えないわ。私の理想とまったく逆じゃない!」ってね。

「彼と一緒に、、、」というメッセージが私の頭の中で何度も聞こえていました。

 

彼は礼儀正しく、話も上手だったのですが、スピリチュアルなことに関しては何の知識もないようでした。霊性に関して無知な彼とはどう考えても付き合えないと思いました。


彼と話している時、心の中で「ごめんなさい。共通点が少なすぎるわ」と言って断ろうと思っていました。

 

ただ、話の中で、もしかして彼が思っているより彼の魂は古いのかもしれないと感じたんです。その部分で少し興味が持てたのですが、やはり、彼とデートしている自分が想像できませんでした。

立ち上がって、断りの言葉を彼に伝えようとした瞬間に、 「彼と一緒にいなさい」 とガイドがいったのです。

 

ここまではっきりとしたメッセージに関しては、いつもガイドのいうことに従っていたので、自分の意思には反していましたが、電話番号を交換しディナーに行く約束を交わしました。

帰り道、私は声に出してガイドに、

 

「こんなのおもしろくも何ともないわ。私の計画にないことよ。どうして私が自分よりスピリチュアル的にみてレベルの低い人と付き合わなければいけないの?どうやって彼に魅力を感じればいいのよ」 などと文句をいってみたのですが、どんなに付き合えない理由を並べても、彼と一緒になるべきなのかしら、という気になってきて、結局デートすることにしたんです。

すると一か月もしないうちに恋に落ちて、半年後には結婚の話まででていました。彼は私のスピリチュアルな話の虜になって、私の話をスポンジのように吸収していきました。クリスタルとも会話するようにまでなったんですよ。

9ケ月がたち、一緒に住む家まで探し、将来のビジョンも話し合っていました。

 

すると、ある小春日和に 「もう君を愛していない。もう会えない」 と私に別れを告げたのです!

彼に理由を聞きましたが 「具体的には言えない。ただ続けられないんだ」 といわれたのです。

 

自分に起きたことを理解しようと何カ月も祈りをささげましたが、答えを得ることはできませんでした。完全に心が打ち砕かれどん底に突き落とされました。ガイドたちが彼と一緒になるようにいったのに、どうしてこんな結果になってしまったのかしら?

私は自分のスピリチュアルな成長に必要な時間を削ってまでも、彼のスピリチュアルな成長に協力したわ。それなのに、彼は何もなかったかのように簡単に私の目の前から消えたのです。

私は鬱状態になり、ヒーリングの仕事のとき、第6感に頼ることもなくなり、クライアントも失いました。ガイドの支持に信頼を欠いてしまい、ガイドからのヘルプを受けようともしなくなったのです。

ガイドへの怒りは次第に無関心さに変わっていきました。無気力にもなり、仕事を辞め引っ越しました。

 

あれから2年もたつのに、未だに毎晩泣いている状態なんです。何の興味もないし、楽しいこともありません。


ガイドたちから裏切られた思いでいっぱいです。あんな終わり方をするような試練を、どうして私が受けなければいけなかったのでしょうか?

中間生退行(LBL)のセッションで、理由をはっきりさせたいの。もし彼が私のソウルメイトなら、どうしてあんなことになったのか。なぜガイドが彼と一緒になることを勧めたのか、何を学ぶべきだったのか、すべてが知りたいのです。

トリッシュがセッションをはじめると、サマンサはすぐに深いトランス状態に入り、生まれる前の状態を見ていました。そこで母親との関係性で疑問だったことを解決する情報を得たのです。

次に、今世のすぐ前の前世に行き、彼女がインディアン(ネイティブアメリカン)の隊員であったことを知ります。サマンサは次の光景で、待ち伏せしていた兵士たちからの不意打ちの攻撃を受けています。死の場面に移行し、死の直前に肉体を離れたため、何の痛みも感じずに亡くなっています。

サマンサはスピリットの世界に移行しているとき、解放された自由さを感じ、さらにリラックスしていきます。

 

死の直後の彼女は自分がどこに行くべきかわかっていて、誰の迎えも必要とせずにスピリットの世界に戻っていきます。そして彼女が属するソウルグループにたどり着きます。

アドバンストのブルーのオーラの12人が彼女のグループにいることがわかります。グループの中から最初に現れたのが、現世で離婚した夫でした。

なぜ二人が別れなければいけなかったのか、夫との契約を思い出しました。子供たちを世に送り出すことがメインの契約だったのです。愛し合うことに関する契約はありませんでした。やり直そうと努力してきた自分と夫をゆるすことができました。

サマンサはなぜ夫と愛憎関係にあったかも理解できました。彼が私を前世で殺した兵士だったのです。

彼女のグループに昔つきあっていた恋人がいました。彼との契約はお互いの意識を高め合うことでした。親友や何人か今世であっている人たちとも会い、それぞれの契約を知りました。

グループの中で顔の見えない二人がいることに気づきます。親友が 「この人たちとはまだ会ってないのよ。これからのサプライズよ」 と笑顔で教えてくれます。

彼女は自分のグループを見渡しますが、彼女を捨てた彼の姿がありません。

 

すぐ隣のグループを確認しても、そこにも彼がいません。(ニュートン博士補足:中間生を経験するうえで、自分のグループ、次に近しいグループ、グループ同士での関わり合いを知ることはとても重要です。今回、サマンサを捨てた彼はまだ若い、未熟な魂のグループに属していながらも、サマンサと契約していることがわかります)

サマンサは自分のグループの外に出て、彼がどこにいるのか探すことにしました。遠くの方に彼を見つけました。彼はまるでレスキュー隊に助けをもとめるように手を振っています。サマンサは彼に近づき、雲の中のようなところで再会します。

「何があったの?」と必死の思いでサマンサが彼に声をかけます。

彼がサマンサの手をとり「覚えてないの?僕はとても若い魂のグループにいるんだよ。僕のグループの誰一人、覚醒する準備なんかできていないんだ。僕は自分の意識を少しでも覚醒させてみようと、助けを求めたんだ。僕のことを助けてくれないかと手を振ったとき、君が自分のグループを出て、僕を見つけてくれたじゃないか」

サマンサ:「そうだったわ。今思い出したわ」

彼:「君は、ライトワーカーになるといって、僕への奉仕が君の目的に叶うって。僕にはヘルプが必要で、君には奉仕が必要で、ちょうど需要と供給があったってわけさ」

サマンサ:「でもどうして?私たちは愛し合っていると思ってたのよ。私たちは一緒に年をとっていくって信じてたのに」

彼:彼女の手を握り締めて「サマンサ、それは僕たちの契約にはなかったんだよ。僕は覚醒しようと、トライしたかったんだ。それをしなくてもいいんだ。トライしてみることが契約だったんだ。君は僕が最後までやり遂げない可能性を知っていたはずだ。君もそれで承諾したじゃないか!」

サマンサ:「そうだったわ。思い出した。あなたをヘルプすることに同意したわね。覚醒しようと試みることはあなたにとってはじめてだったものね。だからそれを導いてくれる人を探していたんだものね。私の人生の目的は、 “一人一人が神の現れであることを思い出させてあげること” だったわ。あなたもその一人だったわけね、、、」

サマンサ:「今の私の人生はメチャクチャよ。自分のこともガイドのことも信じられないわ。ガイドがあなたと一緒にいるようにというからそうしたでしょ。私たちが一緒になることで、もっと大きな計画があると信じてたの。あなたとも恋に落ちたし。あなたが私のもとを去って、どれだけ傷ついたか。あなたと一緒になるために、私は人生を変えたのよ。どうしてあんなに簡単に感情を変えることができたの?私たち、結婚まで考えていたじゃない」

彼:「よく思い出して。僕と会ったとき、君のガイドたちは何ていった?」

サマンサ:「彼と一緒にいなさい。彼と一緒にいなさいっていったわ。どのくらい一緒にいるかはいわれなかった。そういえば、“一緒にいる”ということがどういう意味なのかもつきとめなかったわ。あの時、私は淋しかったの。だから一緒にいなさいといわれたとき、それは恋愛関係のことだと思ってしまったの。そうね、私たちは恋におちなければいけない契約なんてしてなかったわね。今わかったわ。エゴの自分が愛とやすらぎを求めていたのね」

 

彼:「そうだね。僕は君のことを愛していたよ。その瞬間はね。僕たちは愛し合っていたから、次のステップが結婚だと思ったんじゃないか。だけど僕たちの目的は結婚ではなかったんだよ。君は僕の意識を覚醒させようとしてくれた。でも僕にはまだ準備ができてなかったんだ。たとえ、覚醒することに成功していたとしても、僕は君のもとを去ったと思うよ。君は僕の先生であって、ヘルパーなんだよ。僕のソウルメイトじゃないんだ。傷つける気はなかったんだ。それはわかって欲しい。覚醒できると思った時もあったけど、怖気づいたんだ。悟りを開くことで僕の人生が大きく変わることが怖かったんだ。それに、僕の魂はそこまで進化できてないよ。僕は次の人生でまた試してみるさ。僕のせいで傷ついたのなら、謝るよ。許してほしい」

サマンサと彼は光の存在として抱擁しあいました。そこで、サマンサは二人の契約を思い出し、理解することによって、傷ついた心を癒すことができました。彼女は涙を流し、「あなたを許すわ。幸せを祈ってる」と彼に伝えることができました。

次に、サマンサは彼女のガイド(守護霊)たちでもあるカウンシルのもとに移ります。彼女のガイドたちは白いローブまたは白に内側からブルーの光を発しているローブを着ています。サマンサは三人の長老が一つの思考を持っているのを感じます。真ん中のガイドがテレパシーを通じて交信します:

 

「ゆるすことができたことを褒めよう。お前の魂の進化の鍵となる経験だったのじゃ」

サマンサは今までになくハートがオープンになっているのを感じました。

 

ゆるしのエネルギーが彼女の心にやってきて、彼女のメインの学びであったことがわかりました。彼に対するゆるしが彼女の人生の中で一番難しい許し(赦し)であったことに気づきました。

長老のようなガイド:「お前の契約を見てみよう。ライトワーカーとしての奉仕だな。赦しは必須条件じゃ。

 

お前の意識の進化の過程になくてはならないものじゃ。我々がお前が傷つくような道へ導いたと思っているだろうが、今ならわかるな、それはお前にとって必要な道であったことが。

 

その道をどのように歩くかはお前次第だぞ

 

そのままティーチャーとして奉仕し続けることもできた。しかし、お前はエゴからの淋しい心の声を選んだのじゃ。

 

お前は契約にないことを未来に作り上げたのじゃ。

 

我々は、お前がその道を作り出す可能性を知っていた。お前が我々に怒りを持つ可能性があることもわかっていた。また、今取っている選択をすることもわかっていた。お前がこの出来事の本質を理解するまで悩み続けることもわかっていた。

お前は覚悟が座っている。それがお前の魂の質じゃ。お前との長い付き合いでわれわれはよくわかっている。

 

お前は自分の魂の成長のために自分を試したのではないか。失敗したと思うか?上手くやり遂げたではないか。これ以上のやり方がないという道を選んで自ら傷つき、赦し、自分の目的を達成したではないか

 

奉仕のために成長したではないか。今回のことは、彼のためでもあり、お前のためでもある。たくさんのことを学んだのじゃ。お前の成長のためなら、我々が責められることなんてなんでもない。赦しを経験する前に人を責めることもある。被害者意識を持つこともあるであろう。お前はすべてを経験したではないか。

他の選択肢もあったのじゃ。被害者意識のまま相手をジャッジして、その低いバイブレーション(波動)に留まることもできた。

 

お前を捨てた彼を赦すことも選択肢の一つじゃ。

 

お前が思っていた、我々が間違った導きをしたことを赦すこともできる。

 

最初から魂の視点(高次の視点)で見ず、淋しさからエゴからの声を選んでしまった自分を赦すことを選ぶこともできるのじゃ。

 

魂の経験と成長のために必要なすべての感情を選ぶ権利があったのじゃ

 

お前の魂は、強烈な経験から学ぼうとするので、我々はそれをサポートしたのじゃ。

 

正しい選択も、間違った選択もない。どの道を選んでも、突き当たりには、赦しを学ぶ機会が存在したのじゃ

 

サマンサ、自分の選択をどう思っておるか?更なる理解が必要であるか?」

サマンサは微笑み、完全に理解したことをガイドに告げました。最後にガイドたちは会釈をし、彼女の持っている強さを忘れないように伝えたのです。

 

彼女はカウンシルの存在に感謝をし、すべての経験が魂の成長に繋がっていることを認識しました。自分の心が壊れるほどの経験を選んで許しを学んでいるのです

セッション時に起きた赦しはすばらしいものとなりました。1年後のサマンサが報告してくれたことによると、彼女のヒーリングビジネスは再び繁栄し、今までにない奉仕ができているそうです。

 

昔のように、感情的になって人を非難したり責めることはなくなりました。今では、責めることが真の学びを遅らせ、またジャッジせず、赦すことによって魂は成長することを人々に教えています。彼女がジャッジする心を取り除けたことによって、ライトワーカーとしての奉仕ができるようになりました。

新しい恋人もできました。今までつきまとっていた、おとぎ話にでてくる永遠の幸せへの期待も手放しました。彼女は今に生きています。幸福感は自分で選ぶものです。今サマンサは赦しと二人三脚で歩いています。(チャプター8の意訳終わり)