夢、シンボル、サインに関する著者のKAYA(1968年生まれ)はフレンチ・カナディアンで、もともとFransic Martinの名でパフォーマンスをしているミュージシャンでした。その頃の彼です。
20年キャリアがありましたが、普通のロックスターとは違い、パフォーマンス前は祈りや瞑想をし、どんなにマテリアルな成功を収めても、満たされなかったといいます。
ある時、人生を変える夢を見ます。神の使いでもある天使と夢で会う、今まで見たことがない美しい夢を見ます。天使(神)に「準備はいいか?」「またはじめるぞ」と告げられます。ただその美しい夢の中には“鍛冶屋(blacksmith)”のシンボルが含まれていました。
KAYAは何を準備のことかわからないまま、夢は終わりましたが、その後、彼には悪夢を見ることにより、潜在意識に残っているネガティブな記憶をクレンジングする作業に変化します。それが“鍛冶屋”のシンボルが物語っていたことだと後で知ることになります。
またもう一つの重要な夢は、ミュージシャンとして有名だった彼に、癌で、もう長くはない女性が、「KAYAに大事なメッセージがある」と事務所に連絡が入ります。飛行機に乗り、KAYAはその人に会いにいきます。KAYAは彼女から彼の使命を夢の中ではなく、言葉として受け取ります。
その女性は2週間後に亡くなりますが、彼女はKAYAの夢に現れて、会いに来てくれたことに感謝した後、信じられない場所に連れて行ってくれます。
それは死んでからでないと行けないトンネルを抜けた世界でした。この世に存在しない美しいカラーが存在していたそうです。そして、(夢、サイン、シンボルについて)世の中の人に役立つことをする時がきたと告げられます。
それから毎晩、今でも、10から50の夢を見、それらを覚えていられるそうです。自分の潜在意識を浄化(クレンジング)する夢、人の夢に訪れたり、先に起こることのための準備や練習、予知夢も見るほか、シンボルやサインの講義を寝ているときに受けてきて、その意味を持ち帰ってきたりと夢の種類もさまざまです。