Part1からお読みください。
(クライアント:サマンサ)自分に起きたことを理解しようと何カ月も祈りをささげましたが、答えを得ることはできませんでした。完全に心が打ち砕かれ、夢を失い、すべてが崩れ去りました。ガイドたちが彼と一緒になるようにいったのに、どうしてこんな結果になってしまったのかしら?
私は彼と一緒にいた間、スピリチュアルな成長に協力したわ。彼のために自分のスピリチュアルな成長に必要な時間を削ってまでも。それなのに、彼は何もなかったかのように簡単に私の目の前から消えたのです。
私はだんだんと鬱状態になっていきました。ヒーリングの仕事のとき、第6感に頼ることもなくなり、クライアントも失いました。彼との間に起きたことで、守護霊の支持に信頼を欠いてしまったので、ヒーリングのとき、守護霊のヘルプを受けようともしなくなったのです。
守護霊への怒りは徐々に無関心さに変わっていきました。仕事を閉じることに決め、すべてをやり直すために引っ越しました。あれから2年もたつのに、未だに毎晩泣いている状態なんです。何の興味もないし、楽しいこともありません。祈ることさえもしなくなりました。
守護霊たちから裏切られた思いでいっぱいです。あんな終わり方をするような試練を、どうして私が受けなければいけなかったのでしょうか?
中間生退行(LBL)のセッションで、理由をはっきりさせたいの。もし彼が私のソウルメイトなら、どうしてあんなことになったのか。なぜ守護霊が彼と一緒になることを勧めたのか。そこから何を学ぶべきだったのか。すべてが知りたいのです。
(トリッシュ:施術者)セッションが始まりサマンサはすぐに深いトランス状態に入り、生まれる前の状態を見ていました。そこで母親との関係性で疑問だったことを解決する情報を得たのです。
次に、今世のすぐ前の前世に行き、彼女がインディアン(ネイティブアメリカン)の隊員であったことを知ります。サマンサは次の光景で、待ち伏せしていた兵士たちからの不意打ちの攻撃を受けています。死の場面に移行し、死の直前に肉体を離れたため、何の痛みも感じずに亡くなっています。
サマンサはスピリットの世界に移行しているとき、解放された自由さを感じ、さらにリラックスしていきます。死の直後の彼女は自分がどこに行くべきかわかっていて、誰の迎えも必要とせずに、スピリットの世界に戻っていきます。そして彼女の属するソウルグループにたどり着きます。
ブルーのオーラの12人が彼女のグループにいることがわかります。オーラからアドバンストのグループであることがわかりましたが、サマンサは特に驚くことはありませんでした。グループの中から最初に現れたのが、別れた夫でした。
なぜ二人が別れなければいけなかったのか、夫との契約を思い出しました。子供たちを世に送り出すことがメインの契約だったのです。愛し合うことに関する契約はありませんでした。やり直そうと努力してきた自分と夫を赦すことができました。
サマンサいわく、「なぜ夫と愛憎関係にあったかわかったわ。彼が私を前世で殺した兵士だったのね」
彼女のグループに昔つきあっていた恋人がいました。彼との契約はお互いの意識を高め合うことでした。親友や何人か今世であっている人たちとも会い、それぞれの契約を知りました。
グループの中で顔の見えない二人がいることに気づきます。親友が「この人たちとはまだ会ってないのよ。これからのサプライズよ」と笑顔で教えてくれます。
彼女は自分のグループを見渡しますが、彼女を捨てた彼の姿がありません。すぐ隣のグループを確認しても、そこにも彼がいません。(ニュートン博士補足:中間生を経験するうえで、自分のグループ、次に近しいグループ、グループ同士での関わり合いを知ることはとても重要です。今回、サマンサを捨てた彼はまだ若い、未熟な魂のグループに属していながらも、サマンサと契約していることがわかります)
サマンサは自分のグループの外に出て、彼がどこにいるのか探すことにしました。遠くの方に彼を見つけました。彼はまるでレスキュー隊に助けをもとめるように手を振っています。サマンサは彼に近づき、雲の中のようなところで再会します。
「何があったの?」と必死の思いでサマンサが彼に声をかけます。
彼がサマンサの手をとり「覚えてない?僕はとても若い魂のグループにいるんだよ。僕のグループの誰一人、覚醒する準備なんかできていないんだ。僕は自分の意識を少しでも覚醒させてみようと、助けを求めたんだ。僕のことを助けてくれないかと手を振ったとき、君が自分のグループを出て、僕を見つけてくれたじゃないか」
サマンサ:「そうだったわ。今思い出したわ」
彼:「君は、ライトワーカーになるといって、僕への奉仕が君の目的に叶うって。僕にはヘルプが必要で、君には奉仕が必要で、ちょうど需要と供給があったってわけさ」
サマンサ:「でもどうして?私たちは愛し合っていると思ってたのよ。私たちは一緒に年をとっていくって信じてたのに」
彼:彼女の手を握り締めて「サマンサ、それは僕たちの契約にはなかったんだよ。僕は覚醒しようと、トライしたかったんだ。それをしなくてもいいんだ。トライしてみることが契約だったんだ。君は僕が最後までやり遂げない可能性をしっていたはずだ。それでOKしたじゃないか」
サマンサ:「そうだったわ。思い出した。あなたをヘルプすることに同意したわね。覚醒しようと試みることはあなたにとってはじめてだったものね。だからそれを導いてくれる人を探していたんだものね。私の人生の目的は、一人一人が神の現れであることを思い出させてあげることだったわ。あなたもその一環の一人だったわけね。」
サマンサ:「今の私の人生はめちゃくちゃなの。自分のこともガイドのことも信じられないわ。ガイドがあなたと一緒にいるようにというからそうしたでしょ。私たちが一緒になることで、もっと大きな計画があると信じてたの。あなたとも恋に落ちたし。あなたが私のもとを去って、どれだけ傷ついたか。あなたと一緒になるために、私は人生を変えたのよ。どうしてあんなに簡単に感情を変えることができたの?私たち、結婚まで考えていたじゃない」
彼:「よく思い出して。僕と会ったとき、君のガイドたちは何ていった?」
サマンサ:「彼と一緒にいなさい。彼と一緒にいなさいっていったわ。どのくらい一緒にいるかはいわれなかった。そういえば、“一緒にいる”ということがどういう意味なのかもつきとめなかったわ。あの時、私は淋しかったの。だから一緒にいなさいといわれたとき、それは恋愛関係のことだと思ってしまったの。そうね、私たちは恋におちなければいけない契約なんてしてなかったわね。今わかったわ。人間(自我)としての自分が愛と安泰を求めていたのね」
Part3に続きます