魂の故郷、中間生で若い魂に起きたこと パート1 | オーラから教えてもらえること

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ハイヤーセルフ・愛の意識に繋がりベストな人生にシフトすることをサポート。スピリチュアルカウンセラー、オーラリーディング、ヒーリング、ミディアムシップなどの対面/遠隔セッション。ロサンゼルス在住、日本出張セッション

前回のマイケル・ニュートンの最新の本、“Memories of the After Life”からケース1を意訳したものをブログに載せましたが、ご好評をいただいたので他のケースもいくつか意訳していきたいと思います。チャプター7に書かれているケースはデイビッド・ピアース(David M. Pierce)がLBL(life between lives)のファシリテーターをしています。

今回のケースは若い魂が海賊だったときのパワフルな自分をなかなか忘れられない葛藤と、今世は学びのために、わざとエネルギーの量を下げて生まれてきているというケースです。

以下、デイビッド: 今回のクライアントであるマークを見て最初に感じたことは、彼がいかに普通であるかということです。背は平均より少し低めですが、仕事も平均的といったところでしょう。中年を過ぎると多くの人がスピリチュアルなことに興味を持つように、マークも自分が何であるのかをスピリチュアル的に知りたかったのです。小さい時からマークは疲れやすい体質だったので、エネルギーを効率よく使うことを学んでいました。

マークは自分の体力のなさから、裏切られたような被害者的意識がありました。そうはいっても、フルタイムの仕事にもつけているし、社交もできているので極端に体力がないというわけではないのですが、どうして普通の人のように体力がないのか知りたかったのです。

マークは一度も前世療法を受けたことがなかったので、いきなり中間世にいくヒプノをかけるのを躊躇しました。長い道のりをかけてマークは私のオフィスにやってくるので、最初のLBL(中間生)セッションでやれるところまでやって、もし必要であれば、あらためて戻ってきてもらうことにしました。

最初のセッションの前にメールや電話でやりとりをしていましたが、当日また新たな質問があるかを聞いて、アウトラインを作りました。ヒプノチェアーにマークに横になってもらい、最初の30~45分はセッション前の準備に使い、だんだんとマークを深いトランス状態に導いていきました。年齢退行でマークは思い出しているというより、その時に戻ったリアクションをしていました。これはヒプノに上手くかかりやすいというサインでもあります。まずはマークが生まれる前、母親のお腹に宿っているときです:

デイビッド(施術者): どんな感じか教えてください。
マーク(クライアント): 浮かんでいる感じで、自分だと感じますが、未発達さを感じます。
デイビッド: その未発達な状態である自分のエネルギーを感じてください。あなたのエネルギーとこの未発達な肉体は上手く適合できそうですか?
マーク: 特に良いとは感じませんね。

デイビッド: どうしてでしょうか?どんなことに気づいていますか?
マーク: 昔の自分とは違う感じがします。
デイビッド: 昔のあなたはどんな人だったのですか?
マーク: 昔の私は肉体的にすごくエネルギーがあるうえ、強く、大きくて、乱暴な男でした。本当に強い男といった感じで、武士のように強く、女好きな男といったところでしょう。今の自分の身体は弱々しすぎますね。

マークはこの時の経験を後で、自分の人生が変わった瞬間だったといっています。このエネルギーに満ちた乱暴な男の話に興味を持ちながら、私はマークを前世に誘導していきました。
デイビッド: (マークをさらに誘導していきながら)準備はいいですか?
マーク: ええ。
デイビッド: レッツゴー(ここでマークの顔つきと態度が変わる)。今どんな感じですか?
マーク: 俺は海賊だ。
デイビッド: 昼間ですか、夜ですか?
マーク: 昼間だ。

デイビッド: 何が起きているのですか?
マーク: 略奪品でいっぱいだ。
デイビッド: 好きなものに囲まれているのですね。
マーク: そうだ。これは楽しい!女を奪い、モノを壊し、盗み、持ち帰る。いつも成功し、勝ち誇っている。
デイビッド: どうしてですか?
マーク: 俺たちは非情で、賢いのさ。誰にも負けない。俺たちは海賊だ!海賊で頂点にいるんだ!俺たちが我慢をするなんてことはなく、タフで、悪の中の悪なのさ。俺たちは常に恐れられていて、それが快感なんだ。

デイビッド: 具体的に、何が楽しいのですか?
マーク: 俺がパワフルに感じられる。それが好きなんだ。それが快感で、それを感じるために生きている。この快感をもっと味わいたい。誰かを殺したり、女をレイプしたり、モノを盗むたびにハイになっていく感じだ。
デイビッド: 今あなたはいくつですか?
マーク: 30歳くらいだ。
デイビッド: 長い間海賊をやっているのですか?
マーク: そうだな。すばらしいライフスタイルだ。俺には制限がない。たまらないな。

(デイビッド)今のところの情報は非情に興味深いものがありますが、マークが現世でエネルギーが足りないと感じる原因にたどりついていません。中間生に行って、魂の広い視野から原因を探る必要がありますが、その前に、海賊として生きたときの終わりに行くことになります。

私はマークに前世で死ぬところの場面にいってもらいました。マークは10年後に移行し、自分の姿を洞窟の中に見つけます。同じ海賊仲間からリーダーの座を奪われ、傷つき、もはや強健とはいえない状態になっています。三人の男たちが彼を殺そうと迫ってきます。海賊であるマークは三人とも打ちのめそうとしますが、身体が昔のようにずばやく動きません。次の瞬間、胃と首を刀で斬られるマーク。

マーク: 恐ろしい。刀が突き刺さった。すべてがスローモーションのようだ。信じられない。ショックだ。負けなしの俺にこんなことが起きているなんて、理解できない。なんて不名誉なことだ。

デイビッド: 何が起きているのですか?

マーク: 刀が半分貫通している。一瞬のことなのに、起きていることがゆっくりと感じる。

デイビッド: 体の中にまだいるのですか?

マーク: そうだ。頭と体は二つに斬られてしまった。身体の外に出ている。身体の中に戻れるような状態ではないから、俺はもう戻れない。背中から引っ張り出されたように、外に出た。身体は絶え、俺は外からそれを眺めている。俺を殺した海賊たちが喜んでいる。

デイビッド: 何が起きていますか?

マーク: まだそこに残っている。肉体から離脱した状態だ。孤独で、ショックで悲しい。どうしていいかわからない。

デイビッド: 次のところに行く前にどのくらいそこに留まるのですか?

マーク: 数時間のように感じる。ずっとそこにいて、どうしていいのかわからない状態だ。(海賊としての一生が終わり、徐々に見方が変わってくる)今感じるのは、私が愛した宝物や勝利はどうでもよく感じてきた。

デイビッド: それでは、何が大切なのですか?

マーク: わからない。未だに困惑しているマークに、二人の高次の意識体が現れます。人間の形をしながらも、光で成り立っているようです。

マーク: 二人が私をどこかに連れて行ってくれますが、どこに向かっているのかわかりません。慰めてくれているのですが、なぜか自分は慰めてもらいたいとは感じていません。まだ海賊としての自分の意識が強いのです。なぐさめなんていりません。自分が自分の神でありたいのです。私が連れられて行っている理由は、他に行くところがないからです。怖いと思いたくはありませんが、怖いです。どこに連れて行かれるのだろう。一瞬真っ暗になって、気を失った感じがします。どこかに推移した感じです。

デイビッド: いいですよ。推移を起こさせてください。安全に、ゆっくりとその推移を経験してください。

マーク: 海賊としてのボディが消えたようです。自分が光の玉になったように感じます。

デイビッド: どんな感じですか?

マーク: 変な感じです。今いるところに根付いていないように感じます。新しいところで、見おぼえもなく、心地よくもありません。

デイビッド: 二人の高次の光はまだそばにいてくれていますか?

マーク: 近くにいて、ガイドしてくれています。私を教室のようなところに連れて行ってくれています。それから、私のエネルギーに何かを施してくれています。私にはまだ海賊としての意識が強いのです。自分が攻撃的なエネルギーであることを感じます。怒りに満ちてもいます。今起きていることが気に入りません。

誰かと闘いたくて仕方ありません。今度は高次の二人が私を適合ルームのようなところに連れて行ってくれました。その適合ルームには、私のように攻撃的なエネルギーを取り扱える人たちがいます。その人たちはとても落ち着いていて、私に大丈夫だから安心するように言ってくれます。私自身は場違いなところにいると感じています。私のエネルギーがあまりにも攻撃的なので、調整してもらわないといけないのです。普通の社会には生きれませんね(笑)私は治療場のようなところに連れていかれました。

デイビッド: その特別な場所はあなたのような人が行くところですか?

マーク: その通りです。やり直しの場です。

デイビッド: どうやってあなたのエネルギーを治療してくれるのですか?

マーク: プラスチックの刀のようなものを与えてくれて、振り回したり、壊しまくっていいと言われます。怒った子供がするように。とにかく、スペースと時間をくれて、そこで私は好きなだけ傷つけたり、壊したり、攻撃性を行動で示すことができます。

そうしながらも泣きたくなるのです。それは、すべてに愛を感じるからです。私がどんなに凶暴で、怒りまくっていてもそこにいる人たちは私を愛してくれています。どんなに凶暴になってみても、彼らを脅すことはできません。海賊だったときに私を恐れていた人たちのように、反応しないのです。

生きていたときは、みんな恐れ、逃げ去りました。ここにいる人たちは、恐れることはなく、無条件に私を愛してくれています。そして、ゆっくりと、私の心を開いていってくれます。ずっとそばにいてくれていて、かんしゃくを起こしても見守ってくれています。(涙するマーク)

デイビッド: そこに連れてきてくれた高次の二人はまだ一緒にいますか?

マーク: そばにはいてくれていますが、私のような問題を抱えた人を専門に見てくれる専門家のカウンセラーに委ねられました。とにかく、この愛に胸が一杯です。

パート2に続きます

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