中年期以降の女性に多くみられる潤い不足
それは加齢が原因の1つ
気が陽、
血,水(津液)が陰
陰が不足すると、のどが渇きやすく、汗もかきやすい、
水分補給が足りなかったり、スポーツやサウナで汗をかくと、肩こりや頭痛、疲労感などがあらわれることがあります。そのような状態が慢性化しているのが陰虚です。
陰虚
津液不足や血虚に虚熱症状が加わった状態
陰虚体質になりやすい人
痩せていて筋力が弱い
塩分の摂取量が多い
ストレス過多な生活をしている
病気がち
睡眠時間が不足している
食べても太らない
冷たい飲み物を好む
乾燥肌
暑さが苦手
女性は7年ごとに心と体の変化が生じます。
女性の28歳が人生の中で体が一番の絶頂期
35歳からは女性の体は衰え始めます
女性の体は周期的にホルモンの状態が変化しています。
五臓でいう腎が変化します。
精は生まれたときに両親から受け継いだ先天的なもので、腎に蓄えられているため、腎精(じんせい)と言います。
腎精が十分にあれば、生命エネルギーいっぱいの生活をおくることができます。
しかし精は年齢とともに減っていき、腎虚という状態になります。
更年期は腎が弱り、腎に貯蔵されている腎精も不足しがちになるため、
女性ホルモンなどが減少し生殖機能が減退するほか、体内の陰陽のバランスが乱れやすくなります。
誰でも年齢とともに潤いは減っていきます。
潤いが不足した陰虚の状態では、全身に乾燥し、うるおいが不足します
この乾燥を潤す生薬は
地黄、枸杞子、山薬、山茱萸、桑椹、旱蓮草、女貞子、黄精、麦門冬、天門冬、黄柏、知母、牡丹皮、亀板、亀板膠などがあります。
血の巡りをよくし、体の隅々まで水分や栄養を行き渡らせる漢方薬は、
八味地黄丸、牛車腎気丸、六味地黄丸、杞菊地黄丸、味麦地黄丸、知柏地黄丸などがあります