吐き気、胃の不快感、頭痛、頭重感、気候の変化に対応できない体に漢方薬【半夏白朮天麻湯】
長雨の天気が一週間以上も続き、夏の暑さがなく不快なく過ごせたのが一転して、猛烈に暑い夏がまた戻ってきました。
夏の暑さが苦手な私には、クーラーで過ごす日々が体にこたえます
クーラー生活に戻ったとたん、一昨日から体がしんどくて、頭痛と吐き気、胃の不快感があり、
漢方夫が半夏白朮天麻湯(はんげびゃくじゅつてんまとう)が効くからと勧められて飲んでみました
この半夏白朮天麻湯は体力がなく、胃腸が弱い人にくいているお薬です。
二日酔いにも効くようです。
私は昨日から丸一日飲んでみて、今朝やっと体が楽になりました、まだ胃の不快感が少し残っていて、ご飯が普段通りの量は食べれませんが、食欲は戻ってきています。
頭痛が治まるのにも一日かかりました。
ちょうど生理が始まった頃でもあり、気圧の変化にも影響されたのだと思います。
首を温めたり、体を冷やさずにして、残暑を乗り切りたいと思います。
また、半夏白朮天麻湯は自律神経失調症などのめまいや立ち眩みにも効果あります。
半夏白朮天麻湯は12種類の生薬で成っています。
(半夏、白朮、陳皮、茯苓、麦芽、天摩、生姜、黄耆、人参、沢瀉、黄柏、乾姜)
健胃作用などをあらわす陳皮、
疲労回復・滋養強壮などに効果がある人参と黄耆、
ストレスの影響を抑える作用などが期待できる半夏、
ショウガが原料で熱を下げる・痛みを和らげるなどの作用がある生姜、
お腹を温める作用がある乾姜、
利水作用があり、体にたまった余分な水分を尿として出す働きがある茯苓、沢瀉、白朮、
胃腸薬として配合される黄柏、陳皮、麦芽
これらの生薬が組み合わさっています。
漢方薬は一つの症状だけを治すのではなく、プラスアルファで体の悪い所を改善してくれるので、なくてはならないものです。
本当に漢方薬を試してみる価値があると改めて思いました