甘草がピンチ
漢方薬の7割に甘草(かんぞう)が含まれていて、
甘草を取る機会が多いと思います。
そんな漢方薬にはかかせない甘草
甘草が多く含まれている漢方薬は、
(一日の取る量で)
・芍薬甘草湯(しゃくやくかんぞうとう) 6g
・甘麦大棗湯(かんばくだいそうとう) 5g
・葛根湯(かっこんとう) 2g
そんな漢方薬にはかかせない甘草
甘草はその名の通り、甘い草
しょうゆ、みそ、お菓子、タバコ、食品の添加物として使用されています
ハーブの世界では、甘草をリコリスと呼び、リコリスと言う名のお菓子があります。
今、甘草のほとんどは中国からの輸入にたよっています
中国が土地の砂漠化を理由に甘草の輸出を制限するようになり、
甘草の価格が2倍にはねあがり、
甘草の入手が困難になっているそうです
過去に日本では、2009年までは毎年約1500トンが中国、アフガニスタン、トルクメニスタン、オーストラリアな どの
国々から輸入されていて、
2011年や2012年では約2500トンが輸入されています
漢方薬を服用する者にとって甘草はもはやなくてはならない代物です
日本国内にカンゾウ属植物は自生しないので甘草は輸入頼みなのですが、
今、日本では甘草の栽培に取り組んでいるようです。
日本での甘草を育てることが非常に難しいようで、
研究を重ねられ栽培されているようです
将来は日本産の甘草をお目にかかれる日が来るにちがいありませんね。