芍薬甘草湯は一般的に
『足のつり薬』(こむら返りを治すお薬)
と言われるほど痛みを止める即効性があり、
頓服として飲むこともできます
芍薬甘草湯の中の一つの生薬である甘草(かんぞう)は、
漢方薬エキス製剤の7割に含まれているようで、
甘草を飲む機会が多いかもしれません。
甘草の成分には、グリチルリチン酸が含まれており、
その効果で肝臓の働きを改善したり、
皮膚の炎症などを抑えたりします。
ただ甘草を取りすぎると、
偽性アルドステロン症や、高血圧、むくみなどが現れます。
副作用に注意が必要です
漢方薬に副作用があらわれるなんて、びっくりしました。
自然のお薬だから、体に害を及ぼすことがないと思っていたからです。
私は今、体の悪いところの症状によって、漢方薬を取り入れて飲んでいます、
少しずつ漢方薬の奥が深いところに歴史を感じています
甘草を1日に取る上限は7.5gまでです。
芍薬甘草湯を1日に3回飲んでも満たない量のため、過度に心配する必要もありませんが、
長期間の服用には、定期的な血液検査が必要になります。
芍薬甘草湯には1日の量に甘草が6g含まれているので、
他の漢方薬の生薬との飲み合わせに気をつけなければなりません。
漢方薬の副作用は西洋のお薬に比べると1/10ほどです。
ただ、漢方薬は、生薬(植物、動物、鉱物など)を二種類以上を組合わしたもので作られているので、
他の漢方薬を自己で併用して飲むことや、規定量を超えて飲んだりすることに注意が必要です。
お医者さんと相談してくださいということです
漢方薬は食べ合わせなどを考えると、食前に飲む方がよく、空腹時がよく吸収されます。
芍薬甘草湯には、生理痛にも効果があるようで、
私も生理が始まると直ちに芍薬甘草湯を飲みました。
すると今まで生理痛で毎月、鎮痛薬のお世話になっていましたが、
芍薬甘草湯のおかげで、軽い痛みになり我慢ができる痛みに変わりました。
芍薬甘草湯は頓服として飲む方がいいかもしれません
長期に渡って飲み続けるのは副作用があるため、気をつけなければなりませんね。
私の味覚になりますが、甘草は甘いお味です。
お菓子の甘味料として使われてもいます。
なんと驚いたことに、砂糖の200倍もの甘さだそうです