わたしの育ての母、おばあの死① | 加藤なほ 「"毒親育ち" からの人生改革」

加藤なほ 「"毒親育ち" からの人生改革」

毒親育ち、アダルトチルドレン、恋愛依存(DV)などの実体験を元に、"わたし" を生きる方法を伝えています。
▶︎セッション実績…2013年〜 5000件以上
▶︎メディア…NHK(クローズアップ現代+/あさイチ他)/朝日新聞/他多数。
▶︎著書「ワタシの母は毒親でした。」

 
つらつら備忘録😊
 
 
 
 
 
 
 
お花がだいすきだった
おばあ こと わたしの母方のおばあちゃん。
 
 
 
わたしの実家のお庭は、
花が大好きなおばあのおかげで季節ごとにいろんな花が咲き誇っていました。
 
 
 
毎年この時期はゆりがきれいに咲いていて、
小学校のときはよく
 
「学校に持っていきなさい
先生が喜ぶから」
 
とおばあに言われ、
 
「荷物重くなるんだけど!」
 
とか思いながら、新聞紙に包まれたお花をもたせられ、学校にいったものです。
 
 
 
 
 
 
高校時代、
物理の先生 田中先生 が好きでした。
 
 
 
なのに、
物理自体はだいっきらい!笑
 
本当は生物を選択したかった。
 
 
 
先生は好き!
 
 
 
でも内容はチンプンカンプンでよくわからないから、いつも赤点スレスレ 笑
 
 
 
 
 
 
3年生のとき、
担任の先生がだいすきだった 渡辺先生になり、
副担が物理の先生 田中先生 になって、
「だいすきな高校時代の最高の最後の年を迎えられる!」
ととてもうれしかった😊
 
 
 
 
 
田中先生は、わたしからみたらおじいちゃん先生(髪とか)。
 
 
 
わたしはおじいおばあに育てられたようなものなので、年配の方はだいすき。
 
(先生、今思うとまだ年齢若かったのに、こんな風に書いてごめんなさい!)
 
 
 
母から
「その先生、高校時代に習ったことがあるわ!」
と聞いていたので、田中先生にはとてもとても親近感があったのだけど、
 
田中先生はわたしたち3ー7の教室に、
いつもお花を持ってきてくれていたの。
 
 
 
だから、
おばあみたいにお花が好きな人だ!
ってわかって、さらに親近感だった💐
 
 
 
 
 
でもさ、
高校には お花係 なんてないじゃない?
 
 
 
「先生がいつももってきてくれるお花、
先生のお庭できっと咲くんだろう。
 
せっかく先生が育ててくれたお花、
どうしよう。
 
長く咲いてほしい。
 
わたしが勝手に水を変えちゃおう!」
 
 
って、こそっと心の中で
この一年わたしは懐かし花係♡
と決め、
 
毎朝教室につくと(わたしだいたい1番についてた笑 めちゃ早くきて誰もいない教室でゆっくりしてた)、お花のお水を変えるのを日課にしてたな💐✨
 
 
 
 
 
夏休みに入ると、補修がなくなる日々はわたしもなかなか学校に行かない。
 
 
 
先生のお花が腐っちゃう…
と心配だったけど、
 
 
自習するための会館がうちの高校にはあったのだけど、そこで受験勉強(という名のデート爆!)をしながら、教室に入れそうな日はこそっと入って、お水を変えていた。
 
 
 
 
 
当時、教室には冷房なんてなかった。
 
 
 
夏って数日経つと、
お花がすんごい匂いになって、
花瓶もぬるぬるするんよね 笑
 
 
 
「夏のお墓参りもそうなんだよね、
数日行かないとすごいことになるんよね〜。
この匂いこの匂い 笑」
 
とか思いながら、
ぬるぬる花瓶に手を突っ込み、腐ってしまったお花を捨て、花瓶の中を一人洗っていた。
 
(うちはせっせとお墓参りに行く家庭だった。
お墓のお花が枯れてるの見たことない。夏萎れるのはよく見たけど。だからかわたしはお墓参りがすごく好きな子どもだったし、今もそう。夫の方のお墓もだいすき。お墓はわたしのパワースポットの1つみたいなもの)
 
 
 
 
 
 
 
18年前の今頃、
高校3年生の今頃、
 
わたしが思った通り、
この時期に咲くきれいなゆりの花を
田中先生が教室へもってきてくれた♡
 
 
 
「ゆりの花粉はついたら取れないから
白い服のときは特に気をつけるように」
 
と小さいときに祖母から言われた言葉を思い出し、白いセーラー服の夏服につかないように気をつけながらお花のお水を変えてたけど、
先生がお花を持ってきた次の日の朝かな?
 
 
 
花瓶を抱えて水道にいくときにさっそくやっちまった笑
 
 
 
脇の部分にゆりの黄色い花粉が 笑
 
 
 
「なんでこの場所に〜 笑」
と笑いながら、その日家に帰っておばあに
 
「今日、お花が好きな先生がゆりの花を持ってきてくれたんだけど、やっちまったよ。
 
これとれる?」
 
と言いながら制服を預けたのだった 笑
 
 
 
わたしのゆりの思い出 笑
 
 
昨日はとても暑くって、火葬だったり告別式だったり、お寺に行ってお経をあげてもらったり、お墓に参ったり と、移動もあちこち多かった。
 
 
 
そして、喪服は黒い!
 
 
 
汗だく!
 
 
 
弟が三人のパパだから、妹や弟の力になれたらと次男をたまに抱っこすると、わたしも甥っ子も汗だくに!笑
 
抱っこされて暑かったよね〜😅ごめんよあっくん!
 
 
 
 
 
 
昨日、夫を乗せてわたしが運転する帰り道、
ふと後ろの座席からゆりの香りが香ってきて、すごくうれしかった。
 
 
 
けれど、もうこの暑さ!!
 
 
 
たくさんもらってきたおばあの葬儀のお花たちの中のゆりは、夜自宅に着いたときにはいくつかもうダメになってた 涙
 
 
 
 
 
二つだけ少し元気をなくしたつぼみのゆりがあったけれど、黙々とせっせと夜遅くに花をいけ、今朝起きたらしゃんとしていた!
 
 
 
よかった…!
 
 
 
もうちょっとで咲くかな♡
 
 
他にも
菊がめちゃいっぱい!笑
 
 
 
こんなにもこの名古屋の家が花だらけなのは初!
 
 
 
菊ってわたしの中で
"強い"
というイメージ。
 
 
 
茎もすごくしっかりしているし、
お墓でもわりと力強く咲き続けていたイメージがあるから。
 
 
 
わたしの中で菊は、
我が家の仏壇やお墓参りでよく見ていたから仏花のイメージが強くて、家の中にこんなふうにたんまり飾るイメージがないのだけど、
 
なんだかとても懐かしい気持ちになるし、
なんかうれしいし、
凛とした強さも感じる。
 
 
 
何でだろう?
小さい頃から身近に咲いてたから?
 
 
 
と、
菊の花言葉を調べたりしていたら、
菊がますますすきになった!
 
 
 
それに、
菊は天皇家の紋章でもある。
 
 
 
日本人だからかな
なんて、いい解釈をすることにした♡
 
 
 
わたしがすきなとらやの最中 弥栄 も菊をかたどった最中だしね!
 
御代の春と弥栄、羊羹は夜の梅 がとらやさんはすき♡
 
白い菊の花言葉は
真実。
 
 
 
本人の中にのみ、それは存在するものであり、
でもそれは、間違った解釈をすることもある。
 
 
 
でもそれをふまえても、
本人にとっては真実。
 
 
 
わたしにはわからないことがたくさん。
 
 
 
でも、
おばあの中には、
おばあだけの真実がきっと、
存在している。
 
 
 
その真実は、
わたしが思う真実とは違うかもしれない。
 
 
 
 
真実
なんて、ないかもね
 
なんて、わたしはときおり思ったりする😊
 
 
 
真実よりも、
大切なものがある
と思ったりするから。